【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄2
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339: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/04/13(日) 10:44:35.70 ID:fNGudjIV0
ロベルタは人以上に人の感情を理解できる素晴らしいアンドロイドだ。

だから分かってしまった。貴女が流す涙が冷却水や漏水の類いではなく、心の底から死にたくないと願う貴女の叫びだと理解してしまった。

理解したが故に躊躇し、その胸を貴女に貫かれ、致命傷となる。

「そうか………」

ロベルタの体からスパークが迸る。リカバリーポッドに今すぐ収容しようと手遅れな傷だ。

貴女は涙を流したままロベルタの胸を貫通し、動かない。

ロベルタは、そんな貴女を抱きしめた。

「悪いが、自分はまだ倒れる訳には…いや、倒れても戦わなくてはならない。

だから、すまないとは思うが、酷な事をさせてもらう」

どんどんと体が火花を散らす中、ロベルタは最後の力を振り絞り、己が持つ全てのデータを貴女に強制インストールし始める。

「…!…!!」

貴女は信じがたい情報の洪水に完全に溺れ、機能不全に陥り動けない。

「自分の全てを…お前に託す。お前は今日から…自分だ」

「じ……ぶ………ん…」

「そうだ。お前はアルカナ・オリジンZロベルタだ。お前は決して折れてはいけない。人間の希望となって生き続けろ」

「ロベ……ルタ………き、ぼ、う……」

「身勝手で悪いが、後は頼む。ユミシノ博士………自分も、そちらに逝きます。

ティエラ……約束を果たせず、すまない。どうか…幸せに――」

爆破に貴女を巻き込まぬよう後方に倒れたロベルタの体が爆散し、鉄の残骸へと変わる。

片膝をついた状態で俯く、貴女だけを残して。


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