413: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/14(水) 23:39:13.95 ID:rpeft2CSO
アンドロス「げほっ!げほーーーー!」
アンドロスが血反吐を吐く。ミルカの膝蹴りがかなり効いているのだ。
ミルカ「ふーー…」
しかしミルカもダメージが蓄積されている。失った小指の切断面も疼き始めていた。
ミルカ「っつー………さあ、そろそろ決着つけるわよ。アンタぶっ飛ばしてこの異世界から脱出するわ」
勝つにせよ負けるにせよ、悔いのない闘いをする気概がバトルマスターの全身に力を漲らせる。しかし、アンドロスは双剣を構えたまま少し様子がおかしい。
アンドロス「………1つ俺は嘘をついた」
ミルカ「なんだと」
アンドロス「俺の魔法コンバット・サバイバーは俺が自分で解除しない限りは消えん。そう、死んでもな」
ミルカ「!」
アンドロス「つまりこの空間に封じ込めた時から、俺は悪くても引き分けに持ち込むことが出来るというわけだ。俺を殺した相手も、この世界では長生きは難しいからな」
ミルカ「…そして、アンタは脅されて魔法を解くタイプじゃない」
アンドロス「すまんな。俺を殺すことが自分が死ぬトリガーになることを知っていては本気で闘えまいと思っての嘘だ」
ミルカ「……〜〜〜っ!チッ」
ミルカはその告白を聞いても尚、構えは解かない。勇者パーティとして目の前の敵を倒す以外の選択肢はなかった。アンドロスが破顔する。
アンドロス「そう来なくては。それでこそ戦士」
アンドロスは両手の剣を地面に突き刺す。攻撃ではなく、自ら剣を手放しただけである。
ミルカ「なにをしてんのよ」
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