484: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/18(日) 13:54:15.33 ID:LGMden9DO
次の日の朝。アルマとアグネアはやはり数日の寝れない日が響いたのか、正午を過ぎても起きてこなかった。レンとリラが宿屋の庭を借りて素振りを行っている。
ぶんっぶんっ!しゅっしゅっ!
レン「やっぱりキツかったみたいね」
リラ「そりゃそうだ、ただ数日移動するだけならよくあるが、ずっとイキっぱなしだったんだろ」
エメラ「ゆっくりさせてあげましょう」
ルナ「レンとリラが素振りしてるだけなのに…人々が集まってきます」
アップル王国の勇者を一目見ようと街の人々が見物に訪れる。2人にとっては慣れたものだった。そこに、数日前の作戦で責任者を務めていた壮年の冒険者が現れる。
「失礼、通してくれ、む。いたいた」
レン「あ、おじさんどうしたのよ」
リラ「お疲れ。まさかゼノンがもうきたか」
ルナ「お父様…っ」
ルナが身構えるが、どうやらそうでないらしい。懐から砂時計のような物を取り出す。
「報酬だ。国王様が、霊剣は奪われてしまったが精一杯努めて貰った礼と。1人ひとつという訳にはいかないが、この砂時計もマジックアイテム。取っておいてくれ」
エメラがそれを受け取る。砂時計のようだが、中に入っているのは魔力で、逆さにしても落ちる様子はない。
レン「どういうアイテムなの?」
壮年の冒険者が知らんそんなことをいわれても、みたいなジェスチャーを取る。
リラ「かかかわかんねーのかよ!エメラ貰っておけよ」
エメラ「え、お二人は」
レン「行きから参加してたエメラでいいと思うわ。もしかしたらガラクタかもしれないし。あははは」
「一応本物のお墨付きは得ているんだぞ」
エメラ「ありがとうございます。今回の任務は辛いものでしたが、最後に救われました」
エメラが大事そうに砂時計を懐にしまった。
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