499: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/19(月) 00:37:33.78 ID:uOuKAwP8O
なんかリザードマンエッチすぎない?
アンドロスが器を置く。薬味の一欠片も残さず綺麗に食べ終えていた。
ミルカ「魔物なのに本当律儀。おかわりいる?」
アンドロス「いらん。なんだこれは。調子が狂う……俺はゼノン様が魔王軍に身を置く限り魔王軍。自らの心など殺してみせる」
ミルカ「私もアンタ助けるために離脱したから分かんないけどさ、そのゼノンはリラたちに倒されてるかもしれないわよ」
アンドロス「ふ。有り得ん。お前のリーダーの紅蓮の女勇者、そして勇者レンがこの世にいない可能性のほうが余程高い。あのお方の強さは大幹部随一」
しかし、内心気にかかるのは事実。ゼノンもそうだが、ゼノンの娘でお嬢様と呼んでいるルナは無事だろうか。やはりこんなところで油を売っている暇はない。魔王城に戻らねば。
アンドロス「俺の双剣はどうなった」
ミルカ「龍人族の女の子がもってるんじゃない?」
アンドロス「!…………なぜお嬢様のことをお前が知っている…………まさか俺が倒れた後」
ミルカはアンドロスが気絶している時にリラと同伴するルナと出会い、彼女の人間よりの意見を聞いている。それを知らないアンドロスが良からぬ想像をするのは必然。
アンドロス「お嬢様を手にかけたのではあるまいな!」
ミルカ「あのね、勇者パーティがあんな女の子を殺すわけ無いでしょ。リラと一緒にいるんじゃないの」
リラという名前は紅蓮の女勇者であることは知っている。アップル王国の勇者を一目置くアンドロスは確かに手荒な真似はしないだろうと腑に落ちるが、何故ゼノンの娘であるルナが勇者と一緒にいるのか、疑問は増えた。
アンドロス(お嬢様は人間の血を半分引いている…それ故か、人間とも和平を望んでいた。よく俺にそう話していたが…………それを実行に移してしまったのか?だとしたら…ゼノン様が許す筈はない!なんだ……何が起こっている)
ミルカ「明日にでもリラと合流しようと思ってたから、アンタも来る?その姿なら問題ないでしょ。私も黙っててあげるわ」
アンドロス「………………」
アンドロスが立ち上がり外に出ようとする。これはそのまま消えるのではなく、間が悪くなったため一人になりたいだけであることをミルカは感じ取っていた。アンドロスはルナの安否を優先したのだ。
ミルカ「おい!」
アンドロス「なんだ。わかった、明日お前についていこう。とりあえずはな……少し1人にさせろ」
ミルカ「食べ終わったらね、こう両手合わせて、ご馳走さまって言うのよ」
アンドロス「…………」
一瞬止まったアンドロスだが、そのまま引戸を開き歩いて行ってしまった。
ミルカ「………………あはははは!ちょっと迷ってやんの!」
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