68: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/04/21(月) 14:01:04.80 ID:3Iqe3o0HO
ミルカが死のカウントダウンに苛まれている間にも魔王軍大幹部デュランは城への侵攻を進めていた。ニベルコル・バロックが斃され、低級魔物たちの多くも命を落とした。もはや敵にとっての脅威は自分だけか。
デュラン「カカカ……しかし敵も限界のようだ。あのバトルマスターも死んだだろう」
城へ向けて600mほど進んだが、デュランを止めようと挑んできた国王軍、騎士団は皆傷付いており、モーニングスターの一撃で命を落としていた。
デュラン「闘える勇者パーティがどれだけいるかは知らんが……魔王軍のため進む俺を止めることはできん」
ガシャン。ガシャンと音をたてながら進むデュラハンの化物は城へと続く広い一本道へと出た。ここはミルカに蹴り飛ばされる前にデュランがいた場所。戻ってきたということだ。
デュラン「おおシュヴァルツ…………大義……」
愛馬シュヴァルツの首が落とされた亡骸を横目にデュランが見据えるのはそこに待ち受けていた国王軍と騎士団長ノエル。全員満身創痍だが80人はいるだろう。回復魔法を施され、包帯を巻いたノエルが一喝した。
ノエル「止まりなさい!」
デュラン「止まるわけなかろう……お主……ニベルコルをやったのか……見事よ。だが俺の足止めにはならんな」
国王軍はデュランに向けて攻撃魔法を連射する。ミルカとミーニャの協力攻撃でバリアーが破壊されているため、大幹部といえど当たるとダメージを負うだろう。しかし高速で振り回される巨大なモーニングスターが全てを撥ね飛ばす。
ギュンギュンギュンギュン
「うわ〜〜なにあれダメだぁ…!」
「先端が見えねえ」
ノエル「…」
デュラン「剣で来るか……」
デュランが兵士たちを蹂躙するために進もうとすると、一匹の目玉に羽の生えた魔物が近づいてきた。これは魔王軍幹部マグナスが作った通信用生物。声をかけてきたのはデュランと同じ大幹部のオルフィアだ。
『デュランちゃんお疲れ様。頑張ってるみたいね。うふふ。ニベルコルちゃんもバロックちゃんも死んじゃったみたいだけど大丈夫?』
デュラン「問題はない……カカカ。俺が魔王軍のため……この国を滅ぼしてみせよう…吉報を待て」
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