72: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/04/22(火) 18:40:24.61 ID:XGIz76wnO
ガキィインッ
一度距離をとるフェレ。ネクロソードは自分に対して有害すぎることを理解した。そしてリラが背中から降り、地面に着地する。
リラ「確かにヤバそうな相手だな」
デュラン「カカカ…………っ……こやつを殺せば……我が魔王軍の魂も浮かばれる。アスモデウス、バロック、セピア…………俺が仇をとってやろう……人間への憎しみが……この剣を更に磨き上げるようだ!」
デュランの前世から続く人間への怨みと、勇者に斃された同胞への義憤でネクロソードの威力はどんどん増している。髑髏の装飾から呪いの歌が溢れる。
リラ「かかってきな、街をここまで破壊したおめーは許さねえ!決着をつけてやるぜ」
『なんて健気なのデュランちゃん。そして可哀想。リキルという名の人間時代からデュラハンへ転生しても、人間はあなたを怖れる。大切な人を傷付けるのよ』
目玉の魔物からその光景を魔王城で眺めているオルフィアも焚き付ける。単純だが、それが益々デュランの怨嗟の炎に薪をくべるのだ。
リラ「は、元人間かよ。そんなこともあるんだな」
☆☆☆
国王城で1人戦慄しているのは空色の髪が肩にかかる偽りのショタ、魔術大臣のカーロン。水晶玉で戦況を見守っていたが、目玉の化物が言ったリキルという名前に彼は聞き覚えがあった。
カーロン「オーガの里で子供のリラを引き取った時、育ての親がワシに語ったリラの実父の名前と同じじゃ」
カーロン「………………」
カーロン「なんということ。魂の繋がりが極めて強い。こやつら親子か!」
光魔法の1つ。血の繋がりを魂をもって鑑定する魔法だが、通常貴族や有力者がDNA鑑定のために使うものである。それによりカーロンはデュラハンの怪物と我らが勇者の関係性に気付いた。
カーロン「……いや、それ自体は黙っておけば良い。それに恐らく、リラはそこまで気には…………しない筈。とはいえ、言わないに越したことはない」
カーロン「しかし…敵がもしそれに気付けば動揺を誘う材料になるかもしれんな」
☆☆☆☆☆
オルフィア「…………?」
オルフィア「……へえ〜〜」
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