803: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/09(月) 13:15:45.21 ID:vWLUb2nF0
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翌日の昼にはオーガの里付近に着地し、紅蓮の女勇者パーティは残りを徒歩で進む。リラ以外も何度か来ているとはいえ、屈指の強魔物オーガが住まう地には警戒心が沸き上がってしまっていた。
ルノ「魔族領ですし緊張しますね」
カミラ「私はオーガに興味ないから気にしてないけど、リラとミルカがモテるのよね〜♡野蛮人同士って感じかしら」
ミルカ「カミラに野蛮人って言われちゃおしまいよ」
リラ「オーガは鍛えてる雌が好きだからな!かかか。私の幼馴染みのタイガってオーガが里の入り口で待ってるはずなんだが」
アンドロスとルナは初めて来るオーガの里を興味深げに見渡している。ピリついた雰囲気、ここでただ技を磨く生活も悪くないかもしれない。
しばらく歩くと立派な角を生やした白い短髪で細身のオーガが待ち受けていた。場数は十分な風情で、190cmのリラよりも少し大きい。
タイガ「リラ!おせえよ」
リラ「急いできたんだ許してくれや。ほれ」
背負っていた銘酒の樽を置く。オーガへの土産は無骨なものほど良いとリラは知っていた。
パーティメンバーが挨拶を交わす。タイガはかつて5000年間オーガの長として君臨していたガイオウの息子でリラと同世代。紅蓮の女勇者パーティとも面識があったため滞りはない。
タイガ「ん?そこのでけえ男とちびっこは」
アンドロスとルナも一礼した。荒事を起こすつもりはない。
リラ「私のツレだ気にしないでくれや」
納得した様子のタイガだが、さらに誰かを探すように首を動かした。
タイガ「おいおいまたレンを連れてきてねえのかよ。あいつ俺との再戦にビビってんじゃねえか」
リラ「勇者様なもんでな〜。最近魔王軍が活発で大変なんだぜ」
タイガ「やっぱりそうか。オーガの里にも舐めた魔王軍がたまに侵攻してくるぜ」
アンドロス(過去形ということは返り討ちか。流石はオーガ)
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