804: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/09(月) 13:46:24.34 ID:vWLUb2nF0
万全の勇者パーティ+αにウォル君勝ち目ない 無くない?
☆☆
一行はタイガに連れられ、里の外れに移動した。オーガの里は神樹と呼べるほど巨大な樹木の根が列なったような外観をしており、その木をくりぬいて居住地にしているオーガも多い。巨大な崖の間を結ぶように絡まった木の根を進む。
リラ「王様やおやっさんのところには行かねえの」
タイガ「それよりも依頼を先に聞いてくれ。おいおばちゃいるか」
「ふぁーーーーふぁふぁ。タイガ様良いところに。おやおやおや。リラかえ、大きくなったの〜〜」
リラ「おーーおばちゃん久しぶり!」
里外れの小屋にいたのは腰の曲がった雌オーガ。ガイオウが5000歳でピンピンしているためこんな状態の老婆は何歳なんだよと言いたいが、戦闘職は特別若々しくなるのがオーガの特徴。彼女もガイオウと同年代である。
「飴ちゃんあげようねぇ」
ミルカ「カミラあのおばあちゃんって」
カミラ「多分占い師のオーガねえ〜。力押しが美徳と言われてるオーガだけどしっかり魔術も伝わっているのね♡」
ルナ「お香の香りする」
ルノ「落ち着くね〜」
タイガ「そんなことより、おばちゃんがリラ達連れてこいって言ったからわざわざ呼んだんだぜ。これでオーガ狩りしやがったやつのことも分かるんだろうな」
リラ「オーガ狩りだと」
アンドロス(一時期魔族や人間の富豪で流行った、強魔物であるオーガを剥製として飾る文化の犠牲か)
リラもタイガも5歳のころ、幼い仲間が人間の冒険者に斬られ連れ去られた苦い思い出を記憶している。冒険者は基本的にアウトローのため、金のために違法行為に手を染めるものも珍しくはない。こういった積み重ねがかつてタイガに人間との戦争勃発宣言を先走らさせた要因でもある。
リラ「チッ。ダークエルフのねーちゃんの国の監視をアップル王国がするようになって、密猟者は芋づる式に捕まってるって聞いたがそんなことをするバカがまだいんのか」
「おーーーそうじゃったそうじゃった。良く待てたのう偉いぞ〜タイガ」
アンドロスは驚いていた。同胞が殺されているにも関わらず誇りを大切にするオーガがすぐさま復讐に乗り出さないことを。優秀な占い師も里に所属しており、この老婆がその気になれば犯人の目星はつくだろう。魔物のアンドロスには堕落に映った。
アンドロス「…人間の力を借りなければ、仇のひとつもとれないか」
ミルカ「チクチク言葉言うなっ黙ってなさい」
1002Res/900.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20