806: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/09(月) 14:10:34.16 ID:vWLUb2nF0
タイガはアンドロスに視線を移すが険悪な雰囲気はない。
タイガ「最初はすぐ動こうとしたさ。だがおばちゃんがリラを呼べって言うんだ。王もその進言を受け入れた。リラやレン、アップル王国の勇者パーティは俺達の同胞だ、ならそれ位は待つぜ。あとタイガ様って言えおばちゃん。すぐ忘れやがって」
「ふぁふぁふぁ」
アンドロス「…」
リラ「私達も協力してそのバカタレを探せばいいのか」
「そやつの居場所はもう分かっておるよ。この水晶をよーくみなされ。は〜〜〜〜〜〜。ぬーーーんむりゃっ。むりゃっむりゃ〜〜っ」
カミラ(魔法学校で習う魔法術式構築の順序とはまるで違う、アドリブ力の高い独学な占い魔法だわ〜人間ではこのやり方では一人前になる前に寿命でしょうね。長寿って面白いわね〜)
水晶に1人の男が浮かび上がる。年齢二十代半ばっぽい金髪でロン毛。肩に大剣を背負っており、身長は180cmを超えるだろう。無精髭を生やし軽薄そうな男だった。
「斬られた幼き同胞の魂の悲しみと苦しみが、この男に渦巻いておる。許しがたし許しがたし〜〜〜〜っ」
カミラ「なんか、やりそうといえばやりそうな顔してるわね〜」
ルノ「すごい。顔まで分かってるなんて。でも、それなら私達がわざわざ来た意味ってあるのかな」
「神のお告げじゃあ。こやつとお主らパーティが出会う時、乗り越えるべき試練が訪れるっ。ただ仇をうち、殺すだけならば我々オーガ族だけで事足りる。それだけでない何かをワシは天啓として受け取ったのじゃあ」
タイガ「リラ、相変わらずだろおばちゃん。まあこういうわけだ。この野郎をこの場に連れてくる任務受けてくれるかよ」
リラ「ん〜〜おばちゃんの言ってる意味は良くわかんねえけど、良いぜ!せっかくここまで来たんだからな、行くぞおめーら!」
紅蓮の女勇者パーティが返事をする。老婆はこの男がどこにいるかも大体把握できるという、イージーミッションだ。
ミルカ「私ら4人、アンドロスもルナもいるのに。逃げ切れる冒険者なんていないわよ。試練って…あるわけないじゃん、ねえ?」
ルノ「それでもしっかり準備して行きましょう」
「こやつの名はウォル。精々油断せぬことじゃあ」
ミルカ「……」
ミルカ「…………ウォル…?」
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