828: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/11(水) 23:49:18.23 ID:tDX+/I+60
煽るだけ煽ってキミさぁ😒😒😒😅右手も無事だ😊
ウォルは敵を逆上させ隙をつくことを得意としていた。顔を真っ赤にした奴は攻撃が直線的になる。どんな実力者でも魔法と体術で翻弄する自信があった。
今回もそう。ミルカが選択したのは左手での顔面殴打。右手が死んでいる以上左手でくるのは読めているし、怒りが頂点に達しているため格闘職の頂点らしからぬ、あまりにもテレフォンなパンチだった。
得意の魔糸を首に絡め、動きを止めてからその心臓を貫いてやる。荒れ狂う嵐のようなミルカを前にしても冷静に魔法を繰り出す自信と経験が彼にはあった。そして大量に流れたバトルマスターの血液を生け贄に闇属性の転移魔法を発動すればこの場は逃げきれる。
ウォル「…………」
ウォル「う゛……ぉ……」
彼は気が付いたら仰向けに倒れていた。鼻の感覚がなく、口の中でぶち折れた歯がカチャカチャなっている。何が起こったのか。
ウォル「ま……さか………………」
鉛のように重い全身を震わせながらなんとか首を起こす。ようやく彼はミルカに左手で殴り飛ばされたのだと気付いた。ボタボタボタと音を立て、冒険者服を鼻血と歯茎からの血の混合物が汚す。そして今頃激痛が顔面を襲った。
ウォル「あ゛……ぉおお……゛っ……」
リラ「すげえ一発だったぜ」
カミラ「あれを喰らう想像はしたくないわね〜」
ミルカ「……」
ウォルは陳腐な感想だが、本気で怒り1色の人間は無表情になるんだなとミルカを見て思った。どこまでも煽り属性の彼は不気味な顔だと言ってやりたかったが、言葉も出せない。そうこうしているうちにミルカは自分の隣に立つ。
ウォル「あ゛……」
ビシャアッ!
鋼鉄の脛が顔面に激突!さらに何本かの歯をへし折りウォルは吹っ飛んだ。
ルナ「うわあ〜〜〜〜や、やりすぎなんじゃ」
アンドロス「お嬢様、奴のあの姿……試金石となりうるかもしれません」
ルナ「え?……あ……」
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