830: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/12(木) 01:08:10.37 ID:7MWel9yw0
ミルカはウォルの後頭部を踏み、地面に押し付ける。そのままグリグリと擦り付け、地面に血を捧げた。
ジュオオオォオオ…
強者の血を供物とされ闇魔法の結界は消滅した。うつ伏せで倒れるウォルに唾を吐き、その場で胡座を組む。
ミルカ「痛〜〜…………カミラ〜!」
カミラ「はいはーい呼んだ?」
ミルカ「ん」
焼け焦げた右手を差し出すが、カミラはすっとぼける。
カミラ「ミディアムねえ〜〜♡」
ミルカ「言ってる場合かっ!は、早く治して。痛くてやばいのよ」
カミラ「それはそうね〜♡ちょっと時間かかるわよ」
ミルカの腕が優しい光に包まれる。リラも一安心という風情。そしてアンドロスとルナもミルカに近付いた。
アンドロス「ミルカよそいつは弟弟子を弄び、歪ませた許しがたき敵ではないのか。黄泉の魂は復讐を望んでいるのではないのか」
ミルカ「へ、仮にジェンがそれを願っていたとしても私は勇者パーティ。殺さずに制圧できるならそれに越したことはないわ。依頼のこともあるしね」
アンドロス「しかし死なない程度に回復させたそいつをオーガたちは殺すかもしれんぞ、幼いオーガの仇だ」
リラ「タイガたちは納得してくれるさ。私が話す。こいつはしっかり私らのルールで罪を償わせてやる」
確かに、タイガやその他オーガたちのリラパーティへの信頼を見るに話が纏まる可能性は高そうだとアンドロスは思った。バトルマスターがオーガにバトンを繋ぎ、オーガも矛を納めるというならば、オーガと人間の友好は本物と言えるのではないか。
ルナ「この気持ちがお父様にも芽生えてくれれば、私達も人間も仲良くできるんじゃないかな」
アンドロス「お嬢様。ゼノン様の苛烈な性格はよくご存じの筈です。私達だけでは流石に難しい」
回復させながらも帰路に着くこととなり、アンドロスはミルカの左手を引き、アシストし立たせる。
アンドロス「ミルカよ、お前たちにも手伝って貰うぞ」
ミルカ「痛い痛い。左手に引っ張られて右手が疼くのよ。私は大丈夫だからウォルの奴抱えなさいよ」
カミラ「あ〜ウォルも回復させないともたないかもしれないわね。ミルカ、峠は越えたからあとはポーションでなんとかしなさい〜♡」
ルナ「リラ〜。私がウォルを運ぶ。役に立ちたいもの」
リラ「おーそうか。サンキューな。かかか」
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