891: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/19(木) 01:41:04.53 ID:mxKyO6tV0
闇魔法の残り香を辿り、隠し階段を見つけたアメリアはバレないように姿を聖属性魔法で隠し中に入った。嫌な予感はしていたがこんな惨状とは。吐き気を催すが勇者パーティとして修羅場をくぐった聖女の精神は乱れない。
アメリア「…」
マリア「ベルゼブブ様のため……♡く、……きっ」
あの麗しのマリアからあんな狂気的な笑いが溢れるとは。しかし、もはや彼女のやっていることは勇者パーティとして見過ごせる段階ではない。武力行使してでもこの地下礼拝堂は破壊しなくてはならない。
アメリア「……」
この礼拝堂がマリアの闇属性の威力を増大させている聖域。親友ではあるが、アメリアに躊躇いはなかった。この現状はマリアを苦しめているだけだと気持ちを整え、闇属性に有利な聖属性の魔力を全身に溜める。
マリア「……ベルゼブブ様……♡」
存在を隠蔽したまま魔力を高め、部屋一面に放てば聖域は崩壊するだろう。しかしアメリアのすぐ背後で鋼鉄の檻が下がった!
ガシャアーーーンッ
アメリア「!」
マリア「貴方のため勇者パーティのアメリアを仕留めてみせます♡」
ギリギリギリと音を立てるほど瞼を開いたマリアがアメリアの存在を看破する。礼拝堂はすでに彼女の胎内であり、異物は見抜かれる運命にあった。2人の金髪聖職者の視線が交差した。
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