138: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/02(水) 02:49:35.46 ID:yeTahDYaO
安価ありがとうございます🎉
ガシャアンッ!ドガッ!
大ダメージを負ったゼノンがのたうち回る。高々160cmの体格でありながら、苦痛と屈辱、怒りのままに振り回される肉体は破壊の嵐を巻き起こしていた。
ゼノン「ゲハッ……うがぁああ!!」
ドゴーン!ッゴシャアン
しかしそれは無駄な体力の消耗。リラもシトリーもその破壊が届く範囲には居ない。消耗した体力を回復させるべく息を整えて見ていた。
リラ「なにやってんだヤロー」
シトリー「恐らく、人間に致命傷を負わされたことが認められないんだろう。闘える身体じゃない」
リラ「手応えは間違いなくあったしな。さて、ルナとアンドロスは仲直りしたがってたけど、あたしでもわかるぜ。ぜってー無理だ」
再三にわたる説得が何も響いていない様子。何より本人の危険度の高さから生かして捕らえるなどということは不可能。リラはトドメを刺すべく歩を進めた。
リラ「あんな哀れなやつをこれからは生まねえように声かけていくのも勇者の役割かも知れねえ。ダークエルフのねーちゃんの件の時も思ったが世知辛えな」
その時ゼノンの叫び声が変わる。人の声帯からより響く、おぞましい絶叫に変化し、戦場を貫いた。
「グッガァアーーーーー」
リラ「うお、なんだ…?」
シトリー「まさかこれは」
その声に怯えたのは勇者パーティよりもむしろ部下のリザードマン達。主であるゼノンが龍の形態を解放したことをすぐさま悟った。
ミルカ「なんだ今の声」
「な、なんということだ」
「ゼノン様が真の姿に…!」
アンドロスもその方角を凝視。ゼノンと闘う以上龍形態からは逃げられないが、背筋が凍るのを感じる。
イズナ「ふははは。不甲斐なし…主の手を煩わせてしまうとは、だが……くく。アンドロス、この闘いも終わりだな」
肩の出血を手で抑え踞るイズナが歓喜の声をあげた。それほどまでにゼノンの真の姿の暴威が身に沁みているということ。
アンドロス「……く、お嬢様は……!」
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