420: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/20(日) 00:35:15.16 ID:W2wg4YYZ0
ウルシ「オニマルクニツナといやぁ、あっしが殿様から回収を命じられた呪いの刀でさ。勇者としての本懐のついででいいとは言われましたが、こんなところで相見えるたあ」
「でも魔王軍幹部候補のタマモって魔物…ジャポ国では妖怪って呼ばれてるんでしたっけ」
ウルシ「タマモ…伝説の狐の妖怪でさ。流石は魔王城だ、伝説と2つもこんな容易くぶつかるとは」
「その大会、乱入するんですか」
ゴブリンがウルシに問いかける。
ウルシ「……」
切れ長の眼を閉じ、瞑想していたウルシが数秒の沈黙のあと立ち上がった。
☆☆☆
ドワァアアーーーーーーーッ
翌日、魔王城の最下層に設けられている闘技場は大賑わいだった。珍しいジャポ国の魔物が闘うというだけでも興味が引かれるというのに、美女にして魔王軍幹部候補だと言う。
「はあ、はあ、ちくしょう……!何が、倒せれば解放だ。こんな化物相手に、こっちは力を封じられてるんだ」
「ごほっ……」
タマモ「勇者ちゅうのも大したことあらへんなぁ。ま、全力は封じられとるみたいやけど」
闘いはバトルロイヤル。体育館並みの空間で20体が最後の勝者が決まるまで闘う。優勝賞品に目が眩んだ腕自慢の魔物や、力を封じられた捕虜にされた勇者パーティも参加していた。しかしタマモの実力は圧倒的。開始5分でほとんどの参加者が横たわっていた。
「あれがジャポ国の幹部候補様か。流石につええ」
「あんな幹部様が増えてくれりゃ心強いぜ」
観客達にもタマモの力を疑うものはいない。戦場に残されたのは力を封じられた勇者パーティ数人のみ。剣を構え、何とか手傷だけでも負わせてやりたいがかなり厳しい。
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