421: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/20(日) 01:06:12.60 ID:W2wg4YYZ0
「はあ、はあ」
『さあ残されたのは勇者パーティ数人のみ。こいつらをぶち殺せばタマモ様は魔王軍幹部だ!』
「やっちまえ〜!」
タマモ(なんやなんや。魔王軍幹部いうんがよっぽどステイタスなんどすなぁ。ウチが従うんはマモン様だけやけど、命令やししゃあないな)
ボボボボッ!
タマモが炎魔法を発動。ジャポ国では妖術と呼ばれているが、呼び方だけでなく見た目も普通の炎魔法とは違っていた。和柄な幻想的な炎が狐耳美女の周りに展開される。
「く……っ」
タマモ「ほな。火焔車」
勇者パーティに向けて炎の渦が放たれた。それを躱す体力は彼らには残っていない。
タマモ「む!」
客席から乱入者あり!着物を着崩した爆乳のシルエット。その顔は真っ赤な隈取りが施された狐面で隠されている。しかしタマモは着物やその乱入者が発動した魔法(妖術)から自分と同じジャポ国の出だと看破した。そしてそれは慈愛の勇者ウルシだった。
ウルシ「華厳滝」
ウルシが発動した水属性魔法もまた特徴的な和柄。しかし性質は間違いなく水で、タマモの炎を呑み込んだ。
ザバァーーーーーー
タマモ「なんや難儀やなぁっ」
ふわりと飛び上がり水を回避するタマモ。お面姿のウルシが勇者パーティの前に着地した。
「あ、あんたは…人間?」
「ジャポ国っていうとまさか…」
ウルシ(闘う必要もない。刀だけ奪えば良いとおもってやしたが…あっしとしたことが勇者の皆さんが殺される場面につい出てきちまった。仕方ねえ)
ウルシは長ドスを抜く!相手の戦闘力を感じ取ったタマモも本気になった。
タマモ「意地悪やわ魔王軍。こんなサプライズで意地悪して。ま、はじめから信用してへんけど」
ウルシ(小鬼の旦那の話ではタマモは自分の得物である剣を優勝賞品にされていると聞いてやしたが、どうやら情報に食い違いがあるみたいでさ。ま、やベー相手なのに変わりはありやせんぜ!)
1002Res/890.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20