451: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/20(日) 23:12:33.42 ID:W2wg4YYZ0
「お、おいおい。タマモ様いなくなっちまったぞ」
「てことはあの勇者どもが優勝か?それとも狐面の女が」
『狐面は乱入だ!そんな奴にこのオニマルクニツナが渡せるか。っていうか、デキレースの筈だったんだぞ』
ウルシが実況席に飾られている呪いの剣オニマルクニツナを見る。元々闘いに参加するつもりはなく、盗んで逃げようと思っていたのだ。皆が混乱している今が好機。
ウルシ「申し訳ねえ。勇者パーティのあんたさんがた。あっしは行かなきゃならねえ、無事を祈ってござんす」
「あ、ああ気にしないでくれ。力を封じられてちゃあんたの足を引っ張るだけだ」
「俺達もなんとか逃れるよう頑張ってみるさ」
勇者達と短い会話を終えたウルシが実況席に乱入しようとする。その前に変装して闘技場の観客に紛れていた協力者のゴブリンが叫んだ。
「勇者様〜っ。魔王軍幹部のバンダースナッチが騒ぎを聞き付けて急いで向かってきてますよ!」
ウルシ「はあっ!」
ババッ!
『うお、あ、あんたは正規の参加者じゃねえからこの剣は』
ウルシ「申し訳ねえ。あっしはそもそも強奪する気だったんです。この剣は元々ジャポ国のものなんで」
鞣した革に包まれた宝剣を手に取ったウルシが出入り口に駆け出す。
「に、逃がすな!やつをとめろー!」
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