494: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/22(火) 19:44:14.74 ID:uOVwJCWxO
「あ、あのゴブリン……オルフィア様に認められるとは」
「く…………憎い」
ジェラシーの視線を感じるが、俺は針の筵だった。早くこの場から退散させてくれ。馬鹿みたいな胸の大きさのオルフィアに媚びへつらう視線を向けた。我ながら上手くなったもんだ。
オルフィア「ふふふ怯えなくて良いのよ。ご褒美をあげたいだけなの。頑張って鍛えて、闘う貴方は報われるべきだわ」
魔法使い特有の尖り帽子から紫色のロングヘアーを靡かせ、ふわりとオルフィアが俺の前に着地する。赤く光る瞳が恐ろしい。多少強くなろうと俺はたかがゴブリンなのだ。どんな褒美をもらおうと遅かれ早かれ死ぬ。畜生め。嫌になってきた。
オルフィア「なんでも良いのよ〜♪例えば、貴方のお兄さんをゾンビにして甦らせてあげても。勿論生前の記憶付きで」
背筋が凍った。俺のような1ゴブリンの過去を調べているとは。いや、魔法で心を読んだのかも知れない……だが、すぐさま恐ろしさは消え失せた。自分でも驚いたが、オルフィアの発言で俺は袋小路な未来の絶望の中にひとつの答えを見つけ出していた。
「ギヒ!あり、ます!望み」
オルフィア「あらそう!ふふふ。良いのよ焦らなくて。はい」
オルフィアが指を鳴らすと紙と素手が出現する。俺が吃音なのも把握ずみか、ありがてえ!急いで書き上げた望みを俺はオルフィアに見せつけた。勇者レンを殺すと。
「勇者……ぐぎ。レンを!!殺しに行く……許可ッ」
オルフィア「わお〜」
1002Res/890.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20