823: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/14(木) 13:57:15.54 ID:5qXlFGnj0
タマモ「というわけでオニマルクニツナは慈愛の勇者が所持したまま魔王軍に捕まってしまいました。こらあかきませんなぁ」
魔王城の城下町に紛れたタマモが水晶玉を持ち、自らの主であるマモンと通信を行っていた。ニケナにウルシが敗れゴブリンが死に、もう三日たつ。
タマモ「マモン様のお気に召しそうなお宝もいくつか手に入れたので、そろそろ帰ろう思います」
『なにぃ〜〜?』
大きい声を出したのはタマモの通信相手、七つの大罪の強欲を司る大悪魔マモン。狐耳お姉さんは不機嫌な様子の主の姿を水晶越しに見つめた。
タマモ「いややわマモン様怒んないでくださいな。思ったよりルシファーの部下ども手強いどすえ」
『カァーーーー!!これがキレねえでいられるか!』
マモンは2mの体躯を持つカラス頭の筋骨隆々な男。全身を悪趣味な金や宝石まみれの衣装で飾り、すべての手の指にも巨大な宝石がついた指輪をはめ、そして同じく宝石まみれの玉座に座っていた。
『テメー俺様のお墨付きの部下だってこと分かってんのか!?』
タマモ「勿論でございます。ウチに金貨一億枚の価値をつけてくださった光栄忘れもしません」
『そんなテメーがルシファーの下っ端に泣かされて帰ってきましたじゃ俺のメンツがたたねーだろうが!カーーーッ』
タマモ「あきまへんか」
呪われた聖杯(当然のように高級品)を呷り、ヴィンテージワインをがぶ飲みするマモン。彼のいる部屋は床から壁まで黄金でできており、それはその部屋のみならずマモンの城全てがそうだった。たまに赤や青の装飾も目立つがそれはやはルビーやダイヤモンドなどの宝石。高級なもの。珍しいもの。美しいものをこよなく愛する彼の下品なまでの理想が体現された空間で、人間領ではエル・ドラードという伝説の魔境として噂されている。
タマモ「ウチのおっぱい好きにして良いので許してくださりませんか」
『笑わせんじゃねえ〜〜〜〜。いいかタマモ。少なくともオニマルクニツナは持って帰ってこい!でなければ帰還は許さねえ!この世の宝は誰のもんだ言ってみろ』
タマモ「マモン様のものにきまっておりますぅ」
『なら弱音は聞きたくねえ、作戦続行だ!』
タマモ「ああんイケず。分かりました、ウチも頑張ってみるどすえ。それでは…………おや?近くに誰かいはりますの?」
『カーーーッあぁ。生け贄の女どもだ。俺様のゴールドを借りて、返せなかったゴミを部下どもに下賜してんだよ』
タマモ「ほほほ。いつもの奴ですね」
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