ハーレム勇者のTSもの4【安価コンマ】
��
↓ ��
1- ��
覧 ��
板 ��
20
936: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/26(火) 13:40:52.24 ID:VU4+t7MFO
☆☆
そして同時刻、城下町の広場に設けられた断頭台の周りには多くの民衆が集まっていた。いろんな要素ごちゃ混ぜの世界観だが、罪人の公開処刑による国威発揚、そしてそれをエンタメとして享受する文化がまだ残されているのだ。
「でも本当にマリア様が?」
「おりゃあいまだに信じられねえ」
今回処刑されるのは聖女候補とまで言われたマリア。貧しき者には施しを、穏やかながらも神の教えに従い理不尽にはNOといえる強さを持つ尊敬される人物だった。実際には神とはベルゼブブだったわけだが。
慈悲深い笑顔を思い出し、未だに発表された暴虐行為とのギャップに半信半疑な民衆たが、罪人マリアが登場し固唾を飲んだ。
マリア「……」
粗末な囚人服と、首と手首を固定する木製の枷をかけられた裸足のマリアが石畳を幽鬼のように往く。彼女は数�qの道を晒し者のように歩き、広場にたどり着いていた。
ギロチンの前にはすでにエクスキューショナーが待機している。処刑自体は数分で終わるだろう。つまりはそれがマリアの寿命。
マリア「…」
ボロボロのマリアが歩く姿を見守る人々はなにも言わない。そしてマリアもうつ向いたまま淀み無く断頭台へ進む。覚悟を決めた風情の彼女だがやはりそう簡単にはいかない。彼女の耳にしか届かないが、自分の歯が恐怖でカチカチ鳴っていた。
マリア「…」
生きる希望を無くし、死にたいと言っても恐怖は消えない。むしろ自分の犯した罪は人類のマジョリティ宗教の教えでは、九層に分けられた地獄の大分深いところへ堕とされる。愛する父母には会えず、苦しみに悶えるのではないか。そう考えると夜も眠れなかった。
マリア「でもそれは…私がしたことを思えば当然の……でも、私は魔族に誑かされて…………」
ボソボソ呟くマリア。殺した者たちへの懺悔の気持ちよりも自分の苦痛への恐怖が勝ってしまう。だが、これ以上生きるというのも耐えられない。結局のところ、死ぬしかないのだ。
ガチン
マリアの首が断頭台にかけられた。エクスキューショナーがギロチンを下ろせば全てが終わる。
1002Res/890.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20