997: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/29(金) 02:36:57.36 ID:pnBg/yMD0
それから一週間、死神と恐れられたウルシが魔王軍の軍門に下ったという情報は瞬く間に魔王軍に広まった。中には当然、多くの仲間を殺したそいつを早く処刑しろと言う声も上がったが。
ウルシ「あっし、皆様への償いのため人間どもを一年で1万人ぶち殺して誠意をお見せ致しやす。えへへぇ♡どうかお許しください」
という宣言と共に、全裸で土下座するという衝撃的な映像が魔王城各所に流され存在が認められた。そしてその言葉の信憑性をアピールするように、4日ほど人間界に出ていったウルシは50を超える人間の心臓を持ち帰ってきたのだ。身も心も魔族になったことは最早疑いようもない。あの背筋が凍る太刀筋、強力な魔法。それが味方になったとなれば魔王軍も心強い。わずか一週間で新たな大幹部候補にまで登り詰めていた。
ウルシ「あっしみたいな新参者の雌豚が大幹部だなんて烏滸がましいでさ。へへへ♡」
魔王軍に逆らっていた過去を黒歴史と断ずる彼女は一兵士として在籍することを望み、更に自らの優秀な勇者という過去の肩書きをとことん貶めるため、常に乳首や陰部といった恥部が丸見えのサキュバス以下な格好をしていた。ついこの間まで魔王軍に恐怖を与えていたウルシのそんな姿に、魔族たちは大笑いし、捕虜となっている勇者たちは絶望した。
そして翌日、闘技場にウルシは現れ、目の前には捕虜勇者パーティの姿があった。
「なによ……っ!なによ!そんな最低な格好して…見た目まで魔族になって、勇者としての矜持はどうしたの!」
「そ、そうだ……俺たちはあんたの活躍を魔族どもから盗み聞きして、勇気を貰っていた、それなのに」
「人類の裏切り者が……」
磔刑にされた捕虜勇者たちの怨嗟の声を聞きながら、ウルシがオニマルクニツナを抜く。周りでは魔物たちが楽しそうに眺めていた。
「はやく斬ってくれやウルシ〜」
「雑魚勇者を殺してその剣の切れ味見せてくれ」
ウルシ「はいっ!それでは僭越ながら、人類の裏切り者、最低の雌豚であるあっしが、雑魚人間の雑魚勇者を嬲り殺しにしたいと思います。どれくらい残酷に斬っても生きていられるか注目してくだせえ♡」
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