10:名無しNIPPER
2025/07/03(木) 15:21:34.96 ID:wLFmHu1O0
>>2 植物霊
ーーーーー
D「ひーんひーん」ブィイィィ
俺は半ベソを描きながら敷地内の草を刈る。
部屋は売れていない、売れていないが、草ボーボーではより売れる確率が下がってしまう。
せめて少しでも鬱蒼感を減らせば、霊障も減るんじゃ無いんだろうか?
D「くそぉ、あのエセ霊媒師めぇ、底辺Youtuberめぇ……! なぁにがプロだぁあ、クソがぁぁぁ……」ブィィィィ
一度霊媒師に電話をかけたところ、住所を教えただけでガチャ切りされた。
ホラー系Youtuberが取材に来たので、「これは知名度が上がるチャンスかもしれない!」と思って泊めたら、真夜中の2時ぐらいに狂ったように悲鳴を上げながら逃げてしまった。
挙句チャンネルはあれ以降更新されていない。死んではいないみたいだが。
D「ひーんひーん」ブィィィ
グニィ
D「えぇ……?」
その時、草刈機がなにか柔らかくて頑丈なものに引っかかって止まってしまった。
D「なんだよもぉぉぉ……なんだこれ、ツタ? ……ウワ!?」
そのツタらしきものは突然、蛇のように俺の体に巻き付いてきた。
ギャルルルルル、ギチギチギチギチ……!!!
D「ウワーッ!!!!!?」ジタバタ
霊障か!? これも霊障か!?!?
メキメキメキメキ、ズズズズ……
そうこうしているうちに、地面が波打ち、何本ものツタが1つの形になっていく。
???「……」
D「……!?!?!?」
気づけば、ツタはかろうじて人間と見えるような形になっていた。
???「……」
D「ななななな、なんでしょおかぁ??? 食べても美味しくないと思いますよおお?????」
そのツタの塊は、何かを探すようにゆっくりと俺の体の上を這い回る。
イデデデデ、き、キツい……骨が軋む……
???「……」
それは、何かを見つけたかのようにしばらく俺の股間を見つめる。(正確には「頭部らしき部位」を股間に向けている)
???「……」
そして、ツタの両手で俺のズボンを左右から握り、
バリィッ!
D「俺のズボンとパンツ!!!!!」
俺の下半身&チンコが丸出しになった。
その時、ツタの化け物の顔のあたりがモゾモゾと蠢き、開いた。
???「……」グバァ
D「なななななんですかねぇその花は……」
ツタの化け物の顔に咲く、粘液滴る真っ赤な大きな花。
嫌な予感しかしない俺は逃げようとするが、さすがは植物。ぜぇんぜん動けましぇん。
あ、チンコに近づいて来た!
194Res/277.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20