108:名無しNIPPER[saga]
2025/07/12(土) 16:15:05.71 ID:AvaxkpL/0
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???「いやぁ、すいやせん! ほんとに! 迷惑をかけたのに……こんな待遇までしてもらって!」
D「お前はそれで良いのか……?」
???「いやぁ、最悪殺されるまでは覚悟してやしたんで」
D「じゃあ、こするなや」
そいつは自分を「すねこすり」だと名乗った。
俺も知っているかなりメジャーどころの妖怪だ。
すねこすり「はぐはぐはぐ……ッカー、うまい! っぱダンナの出す飯はちがいやすね!」
D「なんだこいつ」
思うに、こいつはただの「かまってちゃん」だ。
階段で転ばしてきたのも俺を怪我させる事が目的ではなく、俺に振り向いてもらうことが目的だったんだろう。
これ以上野放しにするのも怖いし、害獣として駆除するにも関わりすぎたので、首輪をつけて俺の部屋で飼う事にした。
今、市販のキャットフードをガリガリと食べている所だ。
D「ま、俺としてもお前みたいな癒しは欲しかったところだ」
すねこすり「はぐはぐ……ごくんっ! はー、そうなんですねぇ。じゃボクらWIN−WINですなぁ…………。あれ、でもダンナ、たくさん女をハベらせてらっしゃるんでしょ?」
D「そう言うんじゃなくて、(比喩ではない)小動物的な癒しだ。ハムスターとか飼ってみたいなー、とか思ってたけど、ほら、ここすっごい霊障起きるからさ。多分小動物とか飼っちゃうとすぐ死んじゃうなーって思ってて……」
すねこすり「っへぇ〜。まさにボクが適任でやすね!」
D「だいぶ口がうるさいけどな」
すねこすり「っかー、こりゃ厳しい!」おでこペシ!
食べ終わったすねこすりは、歯磨きセットを使って歯を磨き、ちゃんとトイレでうんこしてた。
すねこすり「いやんえっち♡」
D「いや、どうやってやってんのか気になって」
ガラガラガラ、ふきふき……ジャー
尻もちゃんと拭いてね。
人間臭すぎる。
D「じゃ、俺仕事行ってくるから」
すねこすり「え!? え!? 待って旦那!!!!? ずっとボクと一緒にいてくれるのでは!?!?」
D「いや、まだまだ住人は増やさなきゃいけないし、セックスもするし……ずっとは無理だな」
すねこすり「ウソだぁw だってほら、ボクみたいなモフモフでかーわぃい小動物がいるんですよ? ボクがいれば十分じゃーあーりませんか!」
D「………………なんで?」
すねこすり「……………………………………………………え、違うの……?」
D「…………あー、一応君、俺に飼われてるって事になってるけど、マンション内もマンション外も自由に動いて良いからね。ただ、他の人間さんに迷惑かけないように。じゃ、行ってくるよ。夕飯ぐらいには帰って来るから」ガチャッ
すねこすり「待って待って待って旦那ぁ!?!! そんなウソだあぁあぁあ!!! 捨てないでぇぇぇぇぇぇ!!!! びえぇぇぇぇぇぇえぇぇん!!!!!」
バタンッ
びえぇぇぇえぇ! ぶえぇぇぇぇ!
D「…………いーやすっごい後ろ髪ひかれるじゃんこれ…………犬とか猫がしゃべれたら、こんな感じなのだろうか…………」
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