181:イッチ[saga]
2025/08/04(月) 15:39:17.97 ID:cF1A39qv0
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先輩「土平ちゃん、冷蔵庫こっちー」
ドッペル「はぁい」ドシィッ
先輩「ストップストップ! 言ったでしょ! 冷蔵庫抱え上げないでって! 下に布ひいて、可能な限り持ち上げないで持ってって!」
ドッペル「えー、でもこっちのが早いのによォ」
先輩「土平ちゃんが大丈夫でも安全とルールてのがあるの!」
ドッペル「りょかッス」ズリズリ
ドッペルゲンガーは土平 玄夏(どっぺい げんか)という名で人間として引越し業者で働いている。
先輩「それ運んだら休憩ね」
ドッペル「運びましたー」
先輩「早いて」
休憩時間、ドッペルはカバンから大きな冊子を取り出し、パラパラとめくりながら昼食を食べる。
先輩「……ずっと気になってたんだけど、それ、なに読んでんの? 写真集?」
ドッペル「む、やらんぞ?」
先輩「いや盗らないよ」
ドッペル「これね、お兄ちゃん」
先輩「へー、お兄ちゃん……お兄ちゃん???」
そうしてドッペルが見せてきた本は、特定の一人物の写真集のようだった。
お兄ちゃんと言う言葉の通り、ドッペルと雰囲気や顔立ちが似ている男だった。
先輩「うわっ、イケメン。これ土平ちゃんのお兄ちゃん? 確かによくお兄ちゃんの話してくれてたねー」
ちなみに先輩は女である。
ドッペル「そうだろうそうだろう♡ 仕事してるとどんどんお兄ちゃん成分が目減りしていくからな……こうして休憩時間に補充しているのだよ」
先輩「…………へー」
先輩は思った。
あ、これヤバいほうのブラコンかもと。
よく見れば、やけにセクスィーなショットの写真とかもかなりある。
ドッペル「これはねぇ、お兄ちゃんが撮らせてくれたやつ。でこれが盗撮。これね、撮られてる意識がある写真からは得られない無意識の魅力が栄養素がうんぬんかんぬん」
これ、兄に対しての愛情とはまた違くないか、と。
もしかしたら踏み込みづらい領域なのかも、と。
ドッペル「ッスゥーーーーーーーー…………」
先輩「…………その布は?」
てっきり手拭いだと思ってたそれは……
ドッペル「お兄ちゃんのシャツ」
先輩は思った。
あやっぱこれヤバい方だと!!!
ドッペル「おとと」
その時、ドッペルが弁当の具を落としそうになり、バランスを崩した。
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