201:イッチ[saga]
2026/08/09(日) 13:18:53.43 ID:tUGz82hT0
今後の展望としては、どこかでこのスレを残すためにもPixivかなろうにまとめようと思ってるぜ。
シーズン2の1発目は、惜しくもシーズン1では選考に漏れたが、>>1が書きたかった子を書かせていただくぜ。
>>167 カッパ
ーーーーー
とある山。
ウィーン、ウィーン、ギギギコココ……
作業員A「オーラァイ、オーラァイ」
ギギギギギ、メキメキメキ……ドシィン……!
重機が山肌をえぐり、木が倒れ、動物たちが逃げて行く。
作業員A「そういや先輩。……この山の伝説って知ってます?」
作業員B「あ? あれだろ。山の守り神がいるとか言うヤツだろ」
作業員A「今更なんですけど、いいんですかね、こんなことして。俺ら呪われたりしちゃわないですか」
作業員B「は。バカ。そんな話いちいち信じてたら人間は発展できねぇっての。よっと。昼休憩するぞぉ。休憩したら、次はこの先の池だな」
作業員A「ういす」
細身の後輩と、熊のようにゴツく筋骨隆々な中年の先輩は、弁当を食べていた。
作業員A「もぐもぐ……あれ? 先輩。俺たち以外にも誰か作業してます?」
作業員B「え? 今日は俺たちだけだけど。どうした?」
作業員A「いや……あれ……」
後輩作業員が指さす先には、音を立てて動く重機があった。
ギギキキキ……
作業員B「……んマズいマズいマズい!」
2人の作業員は弁当を閉じ、慌てて音の元へ走っていった。
作業員B「な、なんじゃあこりゃあ!?」
作業員A「……地盤、沈下……?」
駆け寄った作業員の目に映ったのは、不自然に泥のように湿り軟化した地面と、そこに沈み込み完全に傾いたショベルカーの姿だった。
そしてそのショベルカーは……
ズズズ……ドシィン……!
作業員B「うぉああ!」
完全に横倒れになった。
作業員A「……せ、先輩……こ、これ……やっぱり、守り神が……」
作業員B「うるせぇ、自然現象だ自然現象! ……ッチ。おい、今日は一旦戻るぞ」
そう言って先輩従業員は後輩の方を振り向いた。
作業員B「……おい。おい? ……おい、(後輩)!?」
そこには誰もいなかった。
周囲を見回す、しかし確かに後輩作業員の姿は忽然と消えていた。
作業員B「は……? あ……!? あいつ、どこいった……!? ……おい!? おいッ!?」
???「探してんのはコイツだがぁ?」
バッ、と声がした方を振り向くと、そこには不気味な物が立っていた。
幼稚園児のような小さな体躯、ぬめぬめとしたくすんだ緑色の体表、細く骨ばった長い手足、鼻の低いスッポンのような顔つきに、ぎょろりと睨む大きく丸い眼。
服は水草を纏めた腰蓑のようなものしか身につけていない。
指〇物語のゴ〇ムと不気味さや雰囲気が似ている、といえばイメージしやすいだろうか。
作業員B「ひっ、うわ、あッ……!」
そして気づいた。
その生物の前に後輩が倒れていることに。
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