【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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278:イッチ[saga]
2026/09/13(日) 18:10:20.24 ID:MdHS0D3F0
>>264 イワセオイ

ーーーーー

いつものように怪異を探してネットサーフィンしていた時、とある山の記事が目に入った。
その山は、複数ある登山ルートの内、1つが数十年前からずっと閉鎖されているらしい。
よくよく調べてみれば、事件や事故が頻発していたとか。
ここ数年でも、そのルートに侵入したヤツが大けがをしただの、滑落して死んだだの……

D「事故は分かるが……事件?」

曰く、2人で登山中、急に口論が始まり突き落とした。
曰く、登山ルートの途中でなぜか人間が圧死していた。
曰く、急に岩を落としたくなって岩を落とし足を滑らせて滑落、それに巻き込まれて下の方にいた人間も死亡。
曰く、登山中の5人組が揃って急に平衡感覚がなくなり、なんとか一命はとりとめたものの全員大けがした。

D「『もうひとつの殺生石伝説』、ねぇ」

よし、行ってみるか。

ーーーーー

D「夜の山ってすごいねー。いやー、神秘的」

立ち入り禁止ルートに入るので、もちろん時間帯は真夜中。
その山は植物が少なくかなり岩だらけで、整備もされていないルートなのでかなり登りづらかった。

D「お弁当お弁当っと」

もぐもぐ

だいぶ登ってきたが、今のところ身体に異変はないな。

D「さて、まだ登りますか」

ザッ、ザッ、ザッ

月明かりが雲に隠れ、足元も見えづらい中、ライトで照らしながらしっかり登っていく。
俺、怪異には強いとは言っても、山から滑落したら普通に死ぬからな。
こんなとこで死体を晒しても山の管理者さんにも迷惑がかかる。
マジで気を付けないと。

ぐらっ

D「おわあああああッ!?」

その時、突然眩暈のように身体の平衡感覚が無くなり、崖から転がり落ちかけた。
なんとか踏みとどまって地面に這いつくばったが、視界がぐわんぐわんしているッ……!

D「来たなッ……影響範囲内に入ったか……!」

異変が起きた、という事は確実に「標的」に近づいてこれている。
となれば、もっと気分が悪くなる方に向かえばいいんだな!
俺は登山ルートを外れ、岩が乱立する方に、足場が悪い方に歩みを進めていく。

ざっ……ざっ……ざっ……!

D「おえー……おえー……」

あー気持ち悪い……
これもしかして普通に高山病とかじゃないよね?
俺は神経を集中させてみた。

D「うぐぐぐ……ふんッ!」

あ、治った。
やっぱ霊的な、呪い的な影響っぽいな。
気分がよくなった俺は、岩石地帯を進んでいった。

ぐに……

D「……ん」

しばらく進んでいた俺は、岩ではない、なにか柔らかいものを踏んだ感覚があった。
ライトをそちらに向けてみると、そこには……

D「…………!!!!!」

羽毛を持つ小動物らしき物が、タコ煎餅になってた。
ただ、今俺が踏んだせいでぺしゃんこになったわけではなさそうだ。
既に乾いており、死んでタコ煎餅になったのは結構前だというのが見て取れる。

D「…………」


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