【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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302:イッチ[saga]
2026/09/23(水) 20:05:26.25 ID:Z9aoaDMR0
>>267 狐狗狸(こっくり)さん
長くなったので、前後編に分かれているぜ!
後編は後日投稿予定だぜ。
ーーーーー
夕刻、日が沈み始め、町が赤く染まり始めた頃。
俺はイヅナから貰った葉っぱを額に当てながら、小学校の校門を静かに乗り越えた。
イヅナ『社長さん。行くにあたって、これをどうぞ』
D『これは?』
イヅナ『額に当てている間、姿を光学的に隠す術がかけられた葉っぱです。これで、センサーも監視カメラも反応しません。ただ、あまり早く動きすぎると「歪み」が発生してしまうので、気を付けてください』
と、言う事らしい。
小学校に侵入するという大犯罪行為(ステルスアクション)を行うにあたり最も懸念していたのが防犯カメラや目撃による通報だったが、これで超イージーモードだ。
俺はイヅナが占った通り、特定の窓を開けるとそこから校内に侵入。
足音を殺しながら階段を上がり、3階の3年生の教室の前まで歩いていった。
???「呪われないかなー」
???「大丈夫だよ。遊ぶだけだもん」
???「早くやろうよー」
???「……ねぇ、帰ろうよぉ……」
今日は祝日。
本来なら生徒はいないはずだ。
しかし扉から覗いてみれば、男子が2人、女子が2人。
教室の中央で、なにやら文字がたくさん書かれた紙が置かれた机を中心に話している。
男子1「俺の10円でいいよね?」
男子2「いぎなーし」
女子1「はやくぅ」
女子2「ねぇ、帰ろ……?」
男子の1人がスマホを見ながら、なにかの手順を確かめている。
そしてついに、子供たちは10円玉の上にひとさし指を置くと、言った。
みんな「「こっくりさん、こっくりさん、(どうぞ)おいでください、もしおいでになられましたら、はいへお進みください」」
結構バラバラだった。
しかし、それは確かに唱えられた。
その言葉が唱えられてから、30秒ほど。
子供たちの集中が切れかけ始めた、その時……
ずずず……
男子1「来たッ……!」
男子2「ぅおぉ、すげぇ……!」
女子1「きゃ……!?」
女子2「おー……!」
10円玉は、「はい」の上で止まった。
こうなれば、『それ』は来ているのだ。
……っていうか来ていた。
???「うんうーん、来ちゃよぉ。でも早速むかつくなぁ〜このくそがきどもがよぉ……」
若干舌っ足らずなその声の主は、狐のような姿をしていた。
先程10円玉を動かしたのも、その狐だった。
机の上にのり、子供たちの顔を覗き込んで睨みつけている。
表情は……不快感に満ちた、怒り。
子供達には見えていないし、この声も聞こえていないようだ。
それから30分ほど、子供たちはいくつもの質問を投げかけた。
「来週の天気」、「隣の席の子が好きな人」、「なくした消しゴムがある場所」、「来年の修学旅行の行き先」、「地球上のどこかに恐竜は生きているのか」、「22世紀にド〇えもんは完成する?」、「次のiPhoneはいつ発売?」、「1+1は?」、「こっくりさんが好きな食べ物は?」(解答は「いなりずし」)
などなど……それはもう様々な質問を。
※今回使っている紙は、『鳥居』『YES・NO』『英数字0〜9』『五十音』に加えて濁点と半濁点の『が・ざ・だ・ば・ぱ行』があるタイプ
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