【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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367:イッチ[saga]
2026/10/07(水) 23:50:06.09 ID:GSz+idJD0
こっくり「……あのさぁ、マジでさぁ……」
チョウロウ「おお、こつくり様。本日もご機嫌うるわしゅう……」
気づけば、祠の前にこっくりがふよふよ浮いていた。
供え物のリンゴをしゃくしゃく食べながら、不機嫌そうにしている。
こっくり「……分祀を本社よりデカくすんなやぁ。どっちがメインかわかんなくなっちゃうだろぉ……?」
チョウロウ「いかがでしょうか、居心地のほどは」
こっくり「…………お陰様でめちゃくちゃ良いよッ!!!」
ぷん! と怒るこっくりに、チョウロウは「ほっほっほ」と笑った。
こつくりの祠の後、最後にチョウロウがヒメを案内したのは……
タタタンッ、タタタタタンッ、タタンッ
迷彩の服を着たタヌキたちが横に並び、遠くの的(サンドバッグ)に向かって引き金を引く。
的は、ドスドスと何かの衝撃を受けて揺れている。
チョウロウ「射撃訓練でございます」
ヒメ「おお! ついに『アレ』が実用化されたんですね……!」
昔話のような風景にそぐわないその場所こそ、この里の安全を守る大きな要であった。
みなが構えているのは、小銃だった。
タヌキの手に合うよう、持ち手と引き金のサイズが調整されている。
チョウロウによるDへの説明によると……
チョウロウ『狐が残していった武器を、我々の力でも扱えるように改良いたしました。と言っても、元のような『殺す道具』にはしないように気を付けました。あくまで、制圧する武器として。引き金を引くと豆粒のように固まった妖力が高速で真っすぐ飛んでいき、着弾した地点を中心に広い範囲に重い衝撃を与えます。殺傷能力はほぼないですが、かなり痛く、敵を撤退、昏倒させるには容易いでしょう。次の目標は、我々の技術で1からこの銃身を再現することですな』
とのことだった。
タヌキ「…………むっ、姫様っ!? 皆の者! 姫様がお見えだぞ!!!」
その声にザザッ! とタヌキたちが振り返り、ババッ! とヒメに対して敬礼をした。
ヒメ「みなさん、頑張ってくださいね!」
タヌキ「「「「はっ!」」」」
タヌキたちはそう元気よく返事をすると、再び小銃を手に持ち、的撃ちを再開したのだった。
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ヒメ「という訳で、里の事は心配なさそうですね」
D「どこかの愚か者が里に敵対した瞬間、対抗するは武装した数十匹のタヌキか……普通に脅威だな、うん」
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【幕間・狸姫 おわり】
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