ときめきフェイト/グランドメモリアル【FGO/SS】
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16:名無しNIPPER[saga]
2025/07/16(水) 09:12:20.84 ID:NrgKDG8s0
ガチャ、ギィィ〜〜・・・・・


真白キリエ「・・・・・・・・。」

藤丸リツカ「ん?キリエか。いったいどうしたんだ?」

真白キリエ「すいません。お料理の途中だから、すぐ、キッチンに戻ります。でも。その・・・・・」

真白キリエ「どうしても・・・・先輩に言っておきたくて・・・・。その・・・・夢を、見たんです。」

藤丸リツカ「夢?」


真白キリエ「はい。ただの夢です。その筈なんです。なのに、心に焼き付いたみたいで・・・・消えてくれない。ぜんぶーーーーー」

真白キリエ「ぜんぶ、ぜんぶ、何もかも。わたしも、先輩も・・・・世界のすべてが真っ白になってしまう。そんな夢ーーーー」

藤丸リツカ「・・・・・・・・・・・・・・・・」


藤丸リツカ「(キリエの夢の話。間違いなく白紙化地球のようだな。少しはこっちのマシュの記憶と似せたというわけか。)」

藤丸リツカ「(しかし今、俺に話しかけているのはキリエの思う先輩(藤丸立香)ではない。あくまで魂があっちと入れ替わった『藤丸リツカ』であり、『藤丸立香』ではない。)」

藤丸リツカ「(だがここで彼女を不安にもさせたくない。少し思うことはあるが、ここは臨機応変に対処しておかなきゃな。)」


藤丸リツカ「大丈夫だよそんなこと。あくまでキリエの夢の中の話だろ?」

藤丸リツカ「だったらそれはそれで良いじゃないか。今に始まった事じゃないんだからさ。」

真白キリエ「!。・・・先輩・・・。」

藤丸リツカ「ほら。そろそろキッチンに戻ろうか?俺もすぐに着替えて何か手伝ってやるからさ。」

真白キリエ「はい。ありがとうございます。先輩!」

藤丸リツカ「ああ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
晩ご飯を食べてから数分後、自分の部屋の中にて・・・・


ガチャン、バタン。

藤丸リツカ「ふぅ〜〜さっぱりした・・・。久しぶりにゆっくりと風呂につかれたなぁぁ〜〜。」

藤丸リツカ「・・・はぁ・・・あっちの世界じゃいつもいつも、仕事仕事ばかり押し付けられて、サービス残業なんかも当たり前。」

藤丸リツカ「このようにキリエたちと楽しく夕食したり、ゆっくり風呂に入る余裕もなかったからな。もう何もかもあっちとは比べるまでもなかったというか・・・・」

藤丸リツカ「むしろこのような生活も俺には初めてというべきかな・・・・経済的にも、生活的にも・・・・・」

藤丸リツカ「・・・・・・・・・・・・・」


カシカシカシカシカシ・・・・

藤丸リツカ「ん?(窓のところから音が・・・なんだ・・・?)」



ガチャン、ガラガラぁぁ〜〜〜・・・(窓を開ける)


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