【R-18】はいてないクエスト【安価・生成AI】
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490: ◆WEXKq961xY[saga]
2025/09/23(火) 13:10:31.84 ID:Hf85m5Bbo
ユウ「…アントパーズ王」

 俺は、思わず切り出した。

ユウ「王都で、エスメラルダ女王にも同じ問をされました。それに、その…」

アントパーズ「…申せ」

ユウ「…王は、エスメラルダ女王の」

アントパーズ「いかにも。エスメラルダは、余の妹である。最も、あれはそのことを知らんがな」

ユウ「それは、どうして」

アントパーズ「貴様は、異世界から来て、記憶がないのだったな。…王都を治める王は、万世一系の女と決まっている。女王は夫を娶らず、選ばれた男と交わり、子を成す。女が生まれれば次の女王に。男が生まれれば、諸侯の子として封ずるしきたりとなっているのだ」

ユウ「では、王は生まれてすぐにここに来て、その後にエスメラルダが」

アントパーズ「父上と母上…すなわち、先代の王と王妃が男児を欲したのだ。結局余が世継ぎとなった後も娘が一人生まれたのみで、遂に男は生まれなかった」

 ここで、ネトを膝の上に座らせ、頭を撫でる。

ネト「…♡」

アントパーズ「その娘が、ネトである。余の妹であり、妻でもある」

ユウ「えっ!? 兄妹なのに」

アントパーズ「血の繋がりは無いがな。まぁ、ここがそういう所だということに過ぎん。そもそも父上と母上は、我らと違って実の姉弟であった」

アントパーズ「…話を戻す。王都ほどではないが、ここでも子が産まれることは減った。オアシスの水位も下がり、ただ事ではないことは承知している」

ユウ「では、何であんなことを」

アントパーズ「王都を去って、気付いたのだ。この国の外にも民がいる。オーブなど知る由もなく、何の問題もなく生きている民が。であるならば、オーブに頼らねば生きてゆけぬこの国の形が、何か間違っているのでは無いかと」

ユウ「…」

 俺は、じっと黙って考え…やがて、首を横に振った。

ユウ「だとしても…今は、託された使命を果たすことしかできません。オーブの是非はともかく、それでこの国が救われると、多くの人が信じているのなら、試してみるしか無い」

アントパーズ「ふん。今はそれで構わん」

 彼は、ネトを抱いて玉座を降りた。俺に背を向けながら、声をかけた。

アントパーズ「宿は自由に使うが良い。食い物と武器には対価を払え。遺跡に行くのなら…」

 少女兵の一人が、巻紙を俺に差し出した。

アントパーズ「その地図に従うのだ。気をつけろよ。近頃、妙な鳥もどきが、辺りを飛び回っているそうだから」

 そう言うと彼は、広間から出ていった。俺は少女兵に促されて、もと来た道を引き返した。

…


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