158: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/09/10(水) 22:53:50.39 ID:f4yw00H80
>>157まさかヤリまくってるルシファーよりも生き物レベルが上なのかぁ〜!
そしてなんだったんだあの深夜テンション四コマは😒
ウルシ「…」
ウルシは魔王城の近くの森林地帯に建てた簡単な墓標に手を合わせる。これはニケナに殺された数ヶ月行動を共にしたゴブリンのもの。
ウルシ「見た目は邪悪な魔物なのに、中身は勇者様だと思うとおもろいですねぇ。ほほほ」
ウルシの見た目は赤黒い肌に黒い瞳、そして角というまさに魔族そのもの。しかし心は慈愛の勇者であり、自分を内心下衆な性欲まみれな目で見ていたゴブリンのために心から祈っている。
ウルシ「……ふう。狐さん、あんたさんはそのオニマルクニツナが目的だったはず。マモン様とやらの根城に帰るんですかい」
タマモの手にはジャポ国の宝剣。呪い殺しのオニマルクニツナが握られていた。これはウルシがジャポ国の殿様から回収を命じられていたものだが、魔王軍に洗脳される運命だった自分を危険を承知で助けにきてくれたタマモに渡したのだ。
ウルシ「あっしのことなら心配なさらず、この愛用の長ドスがありゃあ百人力でさ」
タマモが袖で口元を隠し可笑しそうに肩を揺らす。
タマモ「ほほほ。心配ですって。ウチらはお友達でしょうかホンマ敵わんわぁ。ウチはいつでも帰る準備はできております」
祈りを終え立ち上がったウルシにタマモがが近づいた。これからどうするのか、そう視線で問いかけている。ウルシの脳内には一国が滅ぼされた映像がリピートされた。
ウルシ「勇者の皆さんも心まで瀆されちまって、あっしに退くって選択肢はありやせん」
ウルシ「魔王軍の方々の話を聞きやした。近々人間領地と決着をつけると。ならば血を巻き上げる颶風の如く魔王軍を荒らし、死んでやります。それが先達の皆さんのためにあっしができること」
ウルシの眼には決意が宿っていた。捨て鉢な自棄ではなく、人類のための礎になる決意を見たタマモが破顔する。
タマモ「ほほほほ。ホンマ人間ってのは、お馬鹿さんどす。ですがそういうことならウチももう少し付き合いましょう、いい案があります」
ウルシ「なんですか」
タマモ「宝物庫を荒らすんです。魔王軍の財力を乱し、ウチはマモン様への更なる手土産ができて一石二鳥、そして、しっかり場所は把握しておりますどすえ」
ウルシ「そいつぁいい。あっしはジャポ国の伝説的盗賊である石川さん以上の盗賊になってやりやすぜ」
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