223: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/09/15(月) 14:39:02.00 ID:KR29b42nO
メイドが顔を近づける。そういえば美人だなとミルカは思った。年齢は自分と同じくらいか。
「幼い頃からお体が弱く、部屋に籠りきりのおぼっちゃまに許嫁はおりませんでした。しかし最近のV字復活に旦那様もウハウハ。仲睦まじい奥様が流行り病でお亡くなりになられ、おぼっちゃまも病がちと苦しい期間が長かったものですから、凄まじい浮かれようです」
ミルカ「へーあの髭の貴族様がね」
「おぼっちゃまは現在14歳、魔法の発達により16歳での出産による身体への危険が少なくなっているため、旦那様もすぐにでも同年代のご息女との婚約に持っていきたがっているのですが」
ミルカ「うん」
「おぼっちゃまは首を縦には振られませんでした」
ミルカ「んまー……急ぐこともないんじゃないの?そりゃいきなり結婚しろって言われてもキツいわよ。これから社交界(汚い世界)で揉まれて、受け入れていくものよ多分。知らんけど。あの子頭良さそうだしわかってると思うわよ」
「旦那様もおぼっちゃまにはダダ甘ですので。ミルカ様と同じように仰られました。しかし…私はおぼっちゃまの身の回りのお世話をさせていただいておりますので、おぼっちゃまも私には気を許して下さっていると自負しております」
ミルカ「うん」
「そのおぼっちゃまがつい先日、寝る前に私にこう仰られました。『結婚するなら筋肉質で勝ち気な子が良いな』って」
ミルカ「…」
「『胸も大きい方がいいな。だって母乳は子育てに大切でしょ。具体的に?…………100cm以上かなぁ』…………おぼっちゃまの性癖をぶち壊した責任を取ってください!」
ミルカ「知るかっ!私はここで降りるわ。ありがとね!」
メイドがミルカにしがみついた。下手に暴れると怪我をさせてしまう。相手はタダのメイドだ。
ミルカ「なんだてめえ〜〜っ」
「おぼっちゃまのため!どうか共に来てください!全てはおぼっちゃまのため〜〜っ」
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