356: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/09/30(火) 01:27:42.24 ID:vhrpw3ai0
ラント『はぁ〜』
3日前、ラントは街中で配られているビラを見ていた。それはアップル王国の隣国、エメラの国にある大型娼館コンフェスの宣伝である。
ラント『……』
公園でそれをじっくり眺めるラント。彼のささやかな夢はこの国にまで評判が届いているコンフェスで高級娼婦のお世話になることだった。しかし実力上達により依頼の報酬額は最近上がっているとはいえ、世話になっていた孤児院への支援等で金銭的余裕はなく、遠出してまで欲望を発散する気にはならなかった。
ラント(移動費だけでも馬鹿にならねえしその間依頼は受けられ無いし。キチーよな)
ラントはかつてギルドでコンフェスでの天国体験を高らかに語っている冒険者の話を聞いており、胸と股間を熱くさせたものだ。
ラント(ん?……あの小さい子どももコンフェスのビラ持ってら。まあ誰でも貰えるしな……あれ、でもドワーフか?ってことは魔王軍幹部を倒したっていうトルキン?)
目の前を身長130cmのドワーフ、トルキンが真顔でコンフェスのビラを見つめながら通りかかる。こう見えて彼は多くの娼館を渡り歩いてきたエロのプロ。コンフェスの噂を聞いてしまっては黙っているわけにはいかない!
トルキン『……』
ラント『あ、ども…』
トルキンが自分と同じビラを持ったラントに気付いた。男同士、高級娼館にときめいていることを察知。成り行きで飲みに行き、2人は意気投合した。無口なトルキンにとって、押しの強くないラントの性格は好ましいものだったのだ。
トルキン『……俺ならば国の転移魔法を使える。連れていっても良い』
ラント『ほ、本当か?嬉しいけどよ!』
トルキン『欲望の発散は…戦士の活力を漲らせる大切なファクターだ……』
ラント『ありがとよトルキンさん。この飲み代は俺が出すよ!』
☆☆☆
ラント「トルキンさん。俺3日間溜めてきたぜ」
転移魔法でエメラの国にたどり着いたラントが、前を往くトルキンにそう言うと、ドワーフは指を振った。
ドワーフ「……俺は…1週間だ」
ラント「そこまで準備してたのかよ。か〜〜流石だぜ」
1002Res/1010.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20