432: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/10/06(月) 20:14:04.19 ID:YkXqZonjO
マモンの名を聞いたあすもでうすが止まる。そしてチンピラ達の肩に刻まれたマモンの紋章が視界に飛び込む。瞬間的に脳裏に浮かび上がるのは数百年前の記憶。
あすもでうす「……っ」
アスモデウスは魔力を蓄える程強さまで増大していく特殊な悪魔。生まれてから百年間魔物領で力を蓄え続けた結果、向かうところ敵無しだった彼女はマモンによって初の挫折を味わわされた。その際でその辺のカラスまでなんか未だに嫌いだった。
あすもでうす「……うおおお……おお」
「なんだよおい。へへへ、バカみてえな胸しやがって、お前もチンポケースになりてえのか」
あすもでうす「お、おい!お前ら武運を祈る!余は用事を思い出した!」
スタコラと駆けていってしまうあすもでうす。元魔王軍大幹部の狼狽えように、マモンという悪魔の強大さはレン達にも理解できた。しかし彼らは悪魔に魂を売っただけの人間。とりあえずこの場は退けば良いだろう。
レン「行くわよ二人とも」
シトリー「ああ。仕方ないね」
リラ「チッ。情けねえ」
リラが踵を返すが、背後からチンピラ冒険者が迫る。契約魔法に疎いリラは迂闊なことをしてしまった。冒険者が手首を掴んだ。
レン「リラー!」
シトリー「なんてことだ」
リラ「あ?離せっ……く……!?」
リラが力ずくで振りほどこうとしても、その行為自体が契約魔法に抵触し力が入らなくなってしまった。
レン(触れられること自体気を付けなきゃいけなかったのに、しまった、リラは搦め手が苦手だった)
「へへへへ捕まえたぜ〜〜っ」
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