431: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/10/05(日) 23:00:15.79 ID:+iv4fqs70
勇者達が驚いた声をあげたことに気分を良くしたチンピラ達はさらに捲し立てる。
「慈愛の勇者は自分が強くなるためにお前らを売ったのさ!ひゃははぁ、勇者なんざ所詮そんなもんよな」
勇者という存在を揶揄するが、それは契約魔法の理解が浅い者の軽口。ウルシが本当に自分が強くなりたいだけならば、そもそも契約自体成立しない。そんなことが可能ならば勇者狩りに遭った非力な勇者達に魔王軍が無理やり他の勇者を巻き込んだ契約をさせれば人間は滅んでいた。契約魔法はリスクとリターンが術者と契約者に平等に課されるのだ。
勇者足り得る強者が、断腸の思いで結ぶことでようやくすべての勇者を契約に巻き込むことができる。そしてそれは術者にもリスクが及ぶ。レン達は、リラが跳ね返された契約魔法の強制力に込められた魔力に、ウルシの慟哭を聞いた気がした。
シトリー(何が起こっているのかは分からないが…ウルシ嬢、達者でいてくれたまえ)
リラ(私もあの和服ねーちゃんを疑いはしねえが、どうするよこれ)
何はともあれ、勇者達が目の前のチンピラ達に手を出せないのは間違いない。余裕の正体は分かったが、ここは退くしかない。
シトリー「それに、マモンという悪魔の名前は聞いたことがある。伝説的な悪魔だ、君達は人間の身でありながらそんな存在と契約してしまっているのか」
「それがどうしたよ、ああ゛〜〜?」
「マモン様は最高だぜぇ。お宝を献上すりゃ、こんな力がもらえるんだからなぁ!」
5人がマモンとの契約で得た力を解放する。中堅冒険者レベルだった実力が一流レベルにはねあがる。しかし、あくまで一流レベルだ。普段ならレン達が警戒するほどではない。
リラ「チッ。やけに響くボディだと思ったが、悪魔との契約で力を底上げしてたのか。無茶しやがるな」
レン「あんた達寿命ゴリゴリ削られてる可能性あるわよ」
「うるせえ!話すのもだりーよ!さっさとヤっちまおうぜ」
あすもでうす「おっと、待て雑魚ども」
「ああ!?なんだこの雌」
あすもでうす「お主らだけじゃやはり心配だからな。余が来てやった。泣いて喜ぶがいいわ」
レン「あすもでうす!」
あすもでうす「余が本気を出せばこのような奴ら生ゴミよ」
「あすもでうすだと?おい聞いたことねえか?」
「たしか…マモン様の一の部下だった奴の名前じゃねえか」
あすもでうす「…………マモン?」
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