869: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/11/10(月) 23:04:56.71 ID:Z0dil7CE0
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魔王城から遥か離れた黄金郷エル・ドラード。ここは烏頭の強大な悪魔、七つの大罪強欲のマモンが支配する地。主であるマモンは人間界からの上がりである財宝を前に上機嫌だった。
マモン「ギャハハハハ。ウルシのやつと契約してから、俺の部下ども張り切ってやがるじゃねえか。勇者どもの邪魔が少なくなったからだろうな」
ガシャンガシャン
献上品である宝石まみれの王冠を手に取り、その上にそれよりも小さい王冠、ティアラを積み重ねる。それを被ったマモンが黄金の玉座に乱暴に腰かけた。
マモン「アレク!タマモのやつから連絡はあったか。契約を少しでも長引かせるためにウルシを援護する任務と、もし死んだ時にはオニマルクニツナをぶん奪る任務与えてたろ」
アレク「はい。タマモ様からは相変わらず元気に魔王軍幹部を始末していると報告がありました」
マモン「あーーそうかよ。ま、それはそれでいいだろ。ルシファーの宝を奪うチャンスでもあるしな」
アレクとはマモンの側近のインキュバス。戦闘能力は高くないが、ベテランの淫魔で忠誠心が高く気が利くため、マモンの側につくことを許されていた。
以前ウルシとタマモのエロバトルを配信し、利益を上げたことからも伺える通り商魂逞しくその辺もマモンは気に入っている。女を惑わすインキュバスだけあり、滑らかな金髪ロングヘアのイケメンだが、意外と身長はそこまで高くなく170cm前後だ。これも相手を威圧しないという意味ではプラスだった。
マモン「アレクテメーあれ評判良かったぜ。水晶を使った配信。テメーから聞いた時はそんなもんうまく行くかと思ったもんだがよ」
アレク「ふふふ。マモン様ほどの超越者に下等魔族や人間の粗末な心など、木っ端過ぎて推し量ることは難しいでしょう」
アレクは堕とした女達にエロ配信をさせ、それを中継する契約費や投げ銭で利益を得るビジネスを行っており、それは当たっていた。マモンにしてみれば女に生で触れ合うならまだしも、触ることもできない配信なんて人気が出るわけがないと思っていたが、立場上愛人をとれない者や、女に相手にされない者、好奇心、性欲が旺盛なものが契約し、『M(マモン)チャンネル』というペイ・パー・ビューは大人気となっていた。
アレク「我ながらマモン様の名前を隠したのは英断でした。勿論バレにくくするためアングラではありますが、Mチャンネルはマモン様と契約していない者でも契約できますからね」
Mチャンネルは人間界で不吉な存在である大悪魔マモンの名前を隠すことで取っつきやすくなっており、マモンの配下でなくてもチャンネルとの契約は可能だった。表面上は取り繕い、そこで生まれた利益は悪魔が回収する、どこかで聞いたことがあるようなシステム!
アレク「さらに!この度水晶玉だけではなく、別の視聴媒体を用意しました。こちらご覧ください」
アレクがマモンに見せたのは液晶付きタブレット。技術は戦争のために生まれ、エロのために進化するとは良く言ったもの。勇者達が使うB・LANが人間領地で進化し、一般に流通し始めたのだ。Mチャンネルは特殊な操作でそこからでも視聴可能だった。
アレク「恐らく、これまで以上の利益がマモン様の元へ入ってくるはずです!」
マモン「ぎゃははははーーーーーーー!!!アレク!近くによれや」
アレク「はい」
マモンがマモンちゃん人形をアレクに投げ渡した。
マモン「こいつをくれてやる!」
アレク「うおーーーーーーーありがたき幸せ!」
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