108: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2025/10/26(日) 01:37:10.62 ID:5Nnmd9bL0
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レイハ「――いやっ、ちょっと!はーもう怒った!こっちが優しくしてあげたら調子に乗って――ぇ?」
一瞬だった。一人の女性を囲って何処かに連れ込もうとしている男たちを、貴方は武器も使わず対処する。
自分よりも体格の小さい男に何をされたのかもわからないまま吹き飛ばされ、男たちはテンプレのような捨て台詞を吐いて逃げていった……。
だ、大丈夫ですか?と、貴方は女性に声を掛ける。サングラスにマスクを付けた、いかにも変装してますといった風貌。彼女はぽかーんとして、すぐに嬉しそうに声を上げる。
レイハ「すっごーい!ぇ、キミ強いね!ありがとう!」
貴方の両手をぎゅぅ、っと力強く握って感謝の気持ちを伝える。スベスベとした細く綺麗な手にいきなり両手を包み込まれ、貴方は顔を真っ赤にして慌ててしまう。声もどもり、上手く喋れない。
レイハ「ふふっ、ちょっと慌てすぎじゃない?ぇ〜……もしかして照れてる?手握っただけで?キミ、初心なんだ……❤」
レイハ「……❤じゃじゃーん!なんと、キミが助けてくれたアタシはレイハちゃんでした〜!どう?びっくりした?ドッキリ番組とかそういうんじゃないよ?」
サングラスからでもわかるくらいニヤニヤと見られ、なんだか恥ずかしくなっていると。彼女は唐突にサングラスとマスクを外してそう名乗り始めた。
……ぽかーんとしてしまう。知らない名前で、どう反応すればいいのか分からない。
レイハ「……あれ?ぇー……っと、もしかして。知らない?アタシのこと……。えー!?アタシ結構有名だよ!?ほらほら!あそこのCMとか!」
彼女が指さす方を見ると、街に設置された映像を映す巨大な魔道具。そこに貴方の目の前に居る彼女が映っていた。何か、新しい歌のCDのようなものを販売するみたいだ。
レイハ「一応、今一番のトップアイドルのつもりだったんだけどな〜……むむむ。よし!じゃあ今日はキミにアタシの事をいっぱい教えて上げる!」
レイハ「アタシをカッコよく助けてくれたお礼!皆が憧れるトップアイドルのアタシを独り占めしちゃおう!」
え、え、え?と、彼女の勢いに押されるがまま、貴方は手を引かれデートをすることになってしまった……。
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