523: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2025/12/30(火) 02:19:49.52 ID:hRnF5QAW0
アリス「――こんばんは〜!初めまして、サキュバスの女王様!」
女王「……」
そこに現れたのはアリスだった。女王とはとても対照的な見た目をした少女、彼女がどこからか目の前に現れる。今まで隠れていたのだ。
アリス「あたしの拘束魔法はいかが?貴方が勇者様に夢中になってくれてたおかげで、こんなにすごいのが出来ちゃった!」
女王「……ええ、そうね。確かにこれは……ふふ、顔が綻んでるわよ?お嬢ちゃん?」
――長い時間をかけなければ作ることが出来ないような最高ランクの拘束魔法。縛られた女王はそれをなんとか解除しようとするが……すぐに諦める。悔しいが、そんなことで解除できるような魔法ではなかった。
目の前に居る少女を見る、幼い見た目からは想像できない練度――最後にこのレベルの魔法使いに出遭ったのは遠い昔の事だと、意識を過去に向ける。
女王「……にしても分からないわね、この私がこんな魔法に気づかないなんて。魔法を隠匿するのもお得意なのかしら?」
アリス「えっとねそれは……さっきも言ったけど、女王様が勇者様にメロメロだったのが原因だよ?」
女王「は……?」
――サキュバスの女王である自分が、勇者に魅了されていた?まさかそんなはず……と、否定しそうになるが――否定できない。
何故真名を言おうとした、何故ここまで愛しいと感じてしまったのか、今までのオスならばこんなことにはならなかった――つまり、それだけ勇者の事を意識していたということ。
アリス「貴方がメロメロになってくれていたから拘束魔法を造れたし、貴方の力も――全部勇者様に戻せた。逆ドレインされてたの、気づいてた?」
女王「――ふ、ふふ、ふふふ……!」
拘束された状態で彼女は笑う、まだ勝ちの目はある、何故なら――先ほどまで魅了していた勇者がそこにいるのだから。
女王「この状態からでも使える魔法はあるのよ?それにそこの勇者様はさっきまで私にメロメロ……ペットだったの。もっと魅了して、私の操り人形に――」
アリス「――ちゅっ❤」
――へぁ❤ぁ、きす、きすぅ……❤
拘束魔法が発動すると同時に弾かれ、快楽に脳を焼かれふわふわしていた勇者にアリスがキスをする。頬っぺたに軽くキスをされただけで――女王の魅了が上書きされてしまった。
女王「――へ?」
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