9: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2025/10/06(月) 23:56:05.60 ID:HCSyKU2S0
ファリア「――――勇者様、お目覚めになられましたか?」
ゆっくりと部屋の扉が開かれる。優しい声色で貴方を呼ぶ女性がそこにいた。
ファリア「ああ、おはようございます勇者様。昨日あれだけ宴がありましたから、まだ眠っているかと思いましたが……ふふっ、偉いですね」
彼女――ファリアはニコニコと笑いながら早起きの貴方を優しく褒めた。
昨日、勇者召喚成功を祝って行われた宴――そこで貴方はファリアと出会った。なんでも勇者に仕え、傷を癒す役目を持った神官だと教えてもらった。
ファリア「改めまして、本日より勇者様を支えさせていただきます――神官のファリアと申します。今後、私は勇者様と共に魔王を討ち滅ぼすため、その全てを勇者様に捧げます――」
ファリア「……さて!それでは早速朝食を食べに行きましょうか。この城の料理人の腕前は一流なので、勇者様のお口にもきっと合いますよ?」
そう言って、ファリアは貴方の手を優しく握って手を引いた。いきなり手を握られ、貴方はドキっとしてしまう。
とても細く、すべすべとした手……なんだか顔が赤くなってしまう。貴方は子供のように初心だった。
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