130: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/12/01(月) 17:00:27.10 ID:m/m7jcw6O
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フィズ「んじゃ、これで淫語ASMR配信終わりまーす。キャハ☆お兄ちゃんお姉ちゃん今日もいっぱいスパチャありがと」
赤髪ツインテールロリ巨乳のフィズが八重歯を覗かせて手を振り、配信を切った。先程までの透き通る声とはまるで違う地を這うようなため息とともに、ソファに思い切り体重を預ける。
もふっ
フィズ「くっっそダリ〜〜〜〜……」
死んだような目で天井を見上げるフィズがいるのは魔族領、それもマモンが住むエル・ドラードの近くにあるいわば城下町のワンルーム宿だった。彼女はマモン配下の下級魔物なのだ。
フィズ「ま、濃いめのヤニ吸って寝るかぁ」
葉巻を手に取ったフィズだが、鉄製のドアがノックされる。露骨な舌打ちが漏れた。
フィズ「んだよ誰だよ〜〜〜〜〜〜〜〜……わ!」
覗き穴に映るのはマモンの側近インキュバスアレク。マモンを崇拝するフィズにとってその側近アレクも雲の上の敬愛する存在。しかも自分がマモンに殺されそうな時に助けてくれた。さらにはイケメン!
フィズ「アレク様〜〜♪いらっしゃいませ〜〜♪」
扉を開けると、アレクはデフォルメされたカラスの饅頭『マモマン』を持っていた。
アレク「お疲れ様ですねフィズ。目標の1000億マギも一年ほどで達成できそうではないですか」
フィズ「いやぁアレク様が進言してくれなかったら、あそこでアタシマモン様にぶっ殺されてましたから。感謝感謝」
フィズは以前マモン配下の宝探しチームに所属していたが、そこでヘマをして某勇者パーティに宝と姉の命を奪われていた。フィズにとって姉の命なんかよりもマモンの信頼を裏切ることのほうが余程恐怖!事実マモンに殺されそうになったが、Mチャンネル女優として損害を補填するほうが利益になるというアレクの進言で命を拾っていた。
フィズ「さっきもきっしょい弱男どもからスパチャさせてました!キャハ☆すぱ〜〜」
葉巻をふかしながらタブレットを見せるフィズ。今回の配信だけで500万マギを稼いでいた。
アレク「ほうほう…………ん?この20万マギ一発でスパチャしたユーザーは……RN」
フィズ「あ〜〜そいつキッショいんですよ。キャハハハ。いっつも長文でエロ動画の感想とか言ってくるし、何回使ったとか報告してくるし。キモい小金持ちのおっさんなのが透けて見えます」
アレク「ははははは、これ勇者レンですよ」
フィズ「えっ!!?ゆ、勇者レン!?…………アレク様が66兆くらいの絶望的契約交わしたって言う?……こんなキモキモ長文書いてスパチャする余裕あるんですか」
アレク「流石は勇者といったところですね」
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