430: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/12/27(土) 23:57:53.47 ID:ZlKFpycgO
マシュの背後でおぞましい声が響く。体温がマイナスと言われている彼女が背筋が凍るという感覚は生まれて初めてだった。
サタン「肉壁としてな!」
影から脱出していたサタンがマシュの背中を蹴り飛ばす。すぐ目の前にサニが迫り魔力も切れかけている今の状況で生存のためにできること等なかった。
氷の魔女の走馬灯はやはりベルゼブブとの蜜月の時。しかし、自分でも意外だったのは僅かな時間だが同じ主のためスクラムを組んだベルゼブブガールズ達も大切に思っていたと自覚したことだった。
単独行動も主のために動いていたのだから後悔はないが、もう少し皆と交流する時間があれば良かったのにと悲しんだところでマシュの思考は停止した。
☆☆
ルナ「今の音、あっちか!サニって勘が冴えてるんだよね……っ」
サニがマシュを壁に叩きつけた時の音で、別の場所を探していたルナも敵の位置を把握し、そちらに向けて移動を始めた。
☆☆
サニ「あはぁーーーーーーー!」
手刀でマシュを両断したサニの目の前にサタンのトライデントが迫る。これは影に潜ませていた愛剣2本を合体させて生み出したサタンの真の得物。
サタン「死ねクソガキ!」
ビュバッ!!
サニの反射神経がギリギリ間に合い首を動かし串刺しを回避。カーロンはこの2体が本格的に暴れれば王都はもたないと直感で理解した。
サニ「君が代わりにくれるんだぁ!」
サタン「ノータリンが。貴様のような戦闘だけが取り柄のヒャッハー系なんざ何百体と殺してきた。魔王軍初代魔王を舐めるな!」
カーロン「あやつヤバいのぉ……!おい、退くのじゃ!」
カーロンの制止など聞くはずもなくサニは向かい、サタンのトライデントを龍人族の鱗で守られた肘でブロック!
ガギィーーーーンッ!!!
サニ「うぎ!?んあ゛ーーーーーーーーっ!!?」
ばしゃあーーーーんっ!
予想外の威力でサニは吹き飛ばされた。議事堂の塀を破壊し広場へ転がり、中央の噴水に叩き込まれた。
カーロン「サニ!」
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