661: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/24(土) 04:39:43.85 ID:Ev2n7Pc2O
大幹部ベルゼブブの部屋の前に仁王立ちするリオン。彼女はベルゼブブ配下で魔王軍武術研鑽会の師範代で、幹部の中でも武闘派で鳴っている危険人物。
リオン「…」
鎧を身に纏うリオンはダークヴァルキリーというレア種族。生まれついて秀でた魔力と筋力を有している種族だが彼女はその中でも突然変異体で、転装魔法を使いこなし暴れる実力は幹部最強格と評されている。
そんな化物は主であるベルゼブブを守るため扉の前に佇み、微動だにせず待機している。すでに半日以上そのままだがまるで中身の無い鎧のように動かない。
リオン「…」
そんなリオンが僅かに兜を動かし視線を向けた先で転移魔法の渦が発生。同じくベルゼブブ配下の幹部であるエリカが焦燥した様子で現れた。
エリカ「はあ…はあ…………」
リオン「……どうした……というより、主様のお部屋の前に転移魔法など作るな……利用されたらどうするつもりだ」
エリカ「私以外つかえないようにプロテクトはしてあるわよ!そ、それより…………オルフィア様がやられたわ……」
リオン「…」
リオンはエリカを見つめた。普段自信満々で自分を天才と嘯く彼女にしては珍しい疲労困憊した姿。髪も乱れている。
エリカ「マスターに報告しないと。全員を呼び戻して全員でお守りするのよ!」
リオン「バカを言うな。そのような無様なことができるか」
ベルゼブブ配下の幹部が雁首揃えて主の前で護衛するなど、他の幹部が見たらなんと言われるか分からない。そしてリオンは既にベルゼブブが今のエリカの発言を聞いているだろうと確信している。それに呼応するように背後の扉が開かれ、主があらわれる。
ベルゼブブ「……」
リオン「主様」
エリカ「マスター!」
2人が跪く。ベルゼブブは相変わらず高貴な雰囲気を漂わせ部下に近づいた。
679Res/640.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20