662: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/24(土) 19:13:36.64 ID:RvcM58irO
ベルゼブブ「マシュは死んだ」
静寂が流れた。ベルゼブブは配下の生死を把握できる魔法を施しており、これにより大切な配下をいざというとき撤退を指示することが可能。しかしマシュは魔王の指示によりヴァンガードとなり、同じく七つの大罪であるサタンと共に出撃した。力を分け与えられることができるのは肉親のニベルコルのみなので、撤退命令を出そうが憤怒の悪魔は敵前逃亡を許しはしなかっただろう。
ベルゼブブ「そしてツバキも反応がない。これは恐らくコキュートスに堕ちている為だ。まだ生きてるかも分からぬ」
最悪の場合配下が2体葬られたことになる。ベルゼブブとしては元々軽んじていたわけではない勇者達相手の為覚悟はできていたが、最前線で共に闘いたい。
ベルゼブブ「余の護衛は不要。リオン、働いてくるがいい」
しかしルシファーはベルゼブブの出撃だけは頑なに許さなかった。ルシファーの真の意味での莫逆の友はベルゼブブのみ。そして魔王に服従するベルゼブブはそれに従うしかない。
リオン「お任せください」
重い鎧を纏っているリオンが音を立てずに消えた。恐るべき移動術だが、エリカは納得しない。
ベルゼブブ「貴様は休め。揺らいだメンタルで勝ちを拾えるほど奴らは甘くはない」
エリカ「マスター!何故ルシファーにそこまで従うのよ。私は盗聴して聞いていたわ。オルフィア様が傷付こうとルシファーはそこまで気にしていなかった。将としてついていくだけのカリスマが今の魔王にあるとは思えない」
ベルゼブブ「やめろ。魔王様。この者は錯乱しております。どうか慈悲を」
ベルゼブブが虚空に向けて話す。この空間での会話はルシファーにも聞こえているだろう。ベルゼブブがいなければエリカは魔法で消し飛ばされていた。
エリカ「んぐ〜〜〜〜……」
ベルゼブブ「貴様は天才だ。その貴様が我を主と認め付き従う重圧はこの身にしかと刻まれている。我は貴様を裏切りはしない」
エリカ「マ、マスター」
やりとりは扉の中でベルゼブブと共に待機していたリンにも届いていた。彼女はベルゼブブ配下で唯一主の右足が消し飛ばされたことを聞かされ、震えている。
リン「な、なんということ………………はぁうう……」
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