701: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/29(木) 18:26:28.03 ID:Iwod3V7oO
魔王軍幹部エリアまで高速で戻ったツバキ。彼女の驚異的身体能力で最短距離を駆けたとしても下層から1時間かかるのは魔王城の巨大さを物語っていた。
ツバキ「ふう〜。ベルゼブブ様に会いに行く前にニケナのところ行こ」
ツバキがニケナの部屋兼鍛冶場が併設されているスペースに入る。メチャクチャ室内だがその換気は魔法で完璧なので一酸化炭素中毒の心配は無い。
ツバキ「ニケナいる〜?うわ!イケメンアンドロスくんじゃん」
茶室のような室内でエルフのニケナはくつろいでいたが、そこには片膝を立てて座っているアンドロスもいた。魔王軍を裏切った爬虫類系魔物の親玉が何故ここに。
アンドロス「ツバキ。邪魔している」
ツバキ「邪魔してるじゃねーよ〜!ニンニン!」
クナイを構えるツバキ。アンドロスも腰を浮かせて迎撃の体制をとっている。そこに金髪サラサラショートボブのニケナが割り込んだ。
ニケナ「落ち着くのですぞツバキ氏。ふひひ。彼は私が招いたのですぞ。アンドロス氏はベルゼブブ様と敵対するつもりはない。その事は魔王軍時代から承知のこと」
確かに大幹部が健在だった頃、その配下達もバチバチだった。時には主である大幹部への誹謗中傷の陰口すら交わされた中、アンドロスはべルゼブブに敬意を持ち続けていた。
ツバキ「ん、ん〜。まあそうかもしれないけど、でも攻めてきたんでしょ」
アンドロス「討つべきはルシファー。ベルゼブブ殿はカオス極まる魔物領地を治めていく逸材だ」
ベルゼブブガールズにとって耳触りが良い言葉を並べるアンドロス。彼がおべっかが苦手なことはツバキも知っていた。
アンドロス「だが先刻友であるレオンを斬ってきたところだ。お前が警戒するなという方が無理だろうな」
ツバキ「ライオンおじさん?あいつ最近ずっとアンドロスと闘るぞ闘るぞってうるさかったよね」
ニケナ「ならば満願成就と言わざるを得ない。ふひ」
アンドロス「まさか俺も、ニケナに剣の強化をしてもらえるとは。僥倖と言わざるをえまい」
ツバキ「それでここにいるんだ」
ツバキもアンドロスならば闇討ち不意打ちはしないだろうと腰を下ろし、畳の上の饅頭を齧った。
ツバキ「〜♪……んん゛!げほっ。やべ☆……っお腹怪我してんだった」
ニケナ「ツバキ氏ももう祭りに参加し、交戦したようですな」
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