799: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/02/19(木) 23:57:26.51 ID:NX5owYGb0
フクロウの顔が困ったように笑いながら魔法の説明をする。性別のある魔族の性を入れ替えてしまうというもの。今のところ雄を雌に変えることしか出来ないという。
ルシファー『はは。私にかけてみよ』
『いえ、魔王様は雌雄併せ持つお方。通用しません。それにどんな副作用があるか、いまだに研究中ですのでね』
ルシファー『しかし殺傷能力も皆無、弱体化するわけでもないとなると、確かに面白魔法の域は出んな、肉体が入れ替わるメカニズムは?』
『雄の精気を男性器に閉じ込め、対象の親しい者に押し付けることで肉体を雌に変貌させます。恐らくはそれだけかと』
歯切れの悪さはこの魔法が研究段階にあるからだろう。魔王は深く気にせず次の話題に移行した。
☆☆
ルシファー「そうか!あの時の魔法か。それで貴様は男から女へ変えられ生きてきたというわけだ」
レン「ふん!別に超イケメンが超プリティに変わっただけよ!実力的には変化してないわ」
ルシファー「人間とは惨めなものよ。寿命も短く、性すら操れん」
ルシファーの姿がドロリと一瞬歪み、感肉質な男の姿へと変わる。これこそ強大な悪魔として人間を超越した存在である証明の1つ。
レン「戻して!」
ルシファー「愚かな人間よ。貴様は私に本気で勝てると思っているのか」
レン「思ってるからこんな魔王城くんだりまで出向いてるんでしょ。それにあたし達強いわよ!あんたも強いだろうし、男でも女でも美形だと思うけどそこも負けてないわ!」
ルシファー「だから愚かだと言うのだ。これを見よ」
ルシファーが闇に手をねじ込み、そこからなにかを引きずり出す。それは若々しいドレスを身に纏った人間の老婆!
「あ、うう」
レン「人質……っ」
しかしこの場でレンは人質を見捨てる、というより優先順位を違えないクレバーさは持ち合わせている。人質は無駄だと視線で伝えるが、老婆の首根っこを掴んだルシファーが蔑みの表情を浮かべた。
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