798: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/02/19(木) 23:33:24.23 ID:NX5owYGb0
レンは突然の魔王との邂逅にも動揺せず剣を抜いた。改めて魔王を観察する。暗闇に包まれていても敵の姿だけはよく見える。
レン「流石に分かるわ。あんたが魔王ね、女の子とは思わなかった、美し!」
ルシファー「笑わせるな。人間が私の美を理解できるものか」
レン「オルフィアは妻だったんでしょ」
ルシファー「あれも所詮は人間だった。そして貴様らは調子にのりすぎた」
ルシファーの笑顔が崩れ始める。ベルゼブブの足を失わせた一因である人間達の抵抗に怒りが抑えられない。3対6枚の翼が開き、レンを威嚇する。
ルシファー「貴様がレン。人間の希望と持て囃された愚か者か」
レン「んふ。よろしく」
ルシファーは品定めするようにレンを見つめた。下賎な人間だがアスモデウスやデュラン、ゼノンはこの勇者たちに敗れた。それくらいの価値はあるだろう。そして同時に彼女にかけられている呪いにも勘づいた。
ルシファー「くく。貴様闇魔法の呪いに浸かりきっているな。そうか、アンドラスか」
レン「アンドラス…」
アンドラスの名はレンも忘れていない。自分をTSさせた張本人。ルシファーの脳内にアンドラスの城を訪れた時の記憶が甦る。
☆☆
ルシファー『面白い面白い。お前は0を1にする事に関しては天才だなアンドラス』
椅子に座り研究資料を眺めるルシファーの前には、ソロモンの悪魔である頭がフクロウのアンドラス。これは彼がレンパーティに討伐される数年前の記憶。
『凝り性なもので。とはいえ、新たに生み出した魔法は玉石混淆。言うなれば先人が作る必要性も感じなかったものかも』
ルシファー『いやいや。作ってみることに価値がある。ふはは。貴様なりの傑作はなんだ?』
『使い道はともかく、技術体系を組み立てることに苦労したのはTS魔法ですな』
ルシファー『なんだそれは』
929Res/851.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20