【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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◆ra.jqt4ROA
[saga]
2026/01/11(日) 19:38:59.47 ID:J+jPZAtq0
「!!!」
構えを取った貴女の姿が、瞬間…消えた。
「がっ!?」「ぐはっ!」
帝国兵2人が首筋から大量に出血し頽れる。
倒れる兵の隙間を縫う様に、稲光じみた速度で斬りかかる貴女は、未だ貴女に反応さえできない帝国兵3人の急所を突き、黙らせる。
(5人…!)
貴女は先ほどの悪夢のような体験で為す術なく犯されたが、その無様と引き換えに輪姦に参加していた兵士の総数を把握していた。
まさか正気を失う寸前の苦し紛れがこうして機能するとは、貴女自身思ってもいなかったことだが怪我の功名とでも言うべきか…
「なっ…!?」
ドルマと会話していた一番階級の高いであろう兵士も即座腹を切り裂いて黙らせる。
ここでようやく他の兵士たちが抜剣したが……遅い。致命的に遅いのだ。
その剣が鞘から抜けきるより速く鋭く正確に、4人の兵士の急所を刺突し物言わぬ躯へと変える。
「っつあぁ!」
9人の命を一瞬にして奪った貴女の奇襲は、ドルマとの鍔迫り合いによってようやく止まる。
やはりこの男は外道だが侮れない。逆に奇襲され動揺したようだが、すぐさま立て直し、
帝国兵を相手に剣を振るう貴女の背目掛けて、渾身の一太刀を浴びせてきた。
結果貴女とドルマは向かう合う形で刃を押し付け合っている。しかし依然貴女の優位は揺らがない。
ドルマ以外の帝国兵は皆、始末したからだ。
「って、めぇ…!」
ドルマが忌々し気に歯を食い縛り、殺気を向けてくるが、瞳の奥の動揺が隠せない。
完璧だと思った不意打ちの陣が、逆に不意打ちによって壊滅したのだ。なぜ分かった?分かるはずがないのに!
ニヤケ面から余裕が消え、切迫したドルマが語らずともそう告げていた。
実際この男の計画は完璧に近い。だがこうなってしまえば、奇襲の為兵の数を絞った事が裏目に出る。
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