43: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2026/02/14(土) 22:31:32.35 ID:pBe/bqmm0
――――よ、よろしくお願いします!
先生に案内されて教室に入り、言われるがまま簡単な挨拶をすると女子たちから拍手が上がった。
挨拶をしている最中に感じた……まるで珍しいものを面白がるような、変な物を観察するような視線。女子高に突如として現れて異性なのだから、それは当然だと貴方は受け止める。
むしろいきなりブーイングとかされなくて良かったな……と、胸を撫でおろす。
――先生に指示された机に向かい腰を掛ける。昨日いきなり転入が決まったからか、席は一番後ろの端っこで窓の側だった。窓を開ければ気持ちのいい風が教室に流れていくだろう。
セイレン「――ねえ、ねえ!転入生くん転入生くん!」
ぇ……?あ、初めまして……。
ちょいちょい、と肩を指で叩かれてそちらを向くと、隣の席の女の子が屈託のない笑顔でこちらを見ていた。手のひらをひらひらを振って、なにやらアピールをしている。
セイレン「アタシはセイレン!転入生くんの隣の席だから、今後ともよろしく〜!仲良くしよ〜ね?」
見た目も笑顔も何もかもが明るい少女、セイレン。ふわっと毛先が跳ねた青髪がなんだか綺麗で思わず見惚れてしまった。
セイレン「ん〜……?あれ、どうかした?」
えっ!?ご、ごめんなんでもないんだ……その、よろしく。
セイレン「はい、よろしく〜!」
握手を求められていることに気づかないで相手を困らせてしまった……セイレンと握手をして。取り合えず貴方は隣の席の彼女と仲良くなることに成功した……?
セイレン「あ、教科書とか持ってる?持ってなかったら特別にセイレンちゃんが見せてあげるね!ふふふ、セイレンちゃんの教科書は高くつくぞ〜?」
……少なくとも、明るくてフレンドリーな彼女が隣だったことは貴方にとってとても嬉しい事だろう。
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