190: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/03/29(日) 01:14:49.12 ID:+zjX2mxg0
ルノとカミラがリラの戦死を知ったのは昨日、王都に帰還して少ししてからだ。ミルカは2人、そしてリラのペットのグリフォン、ポジョを呼び今後について一晩話し合った。
ルノは昨日から嗚咽の波の中にいた。ミルカが生きていたと思ったらリラが。その心の傷は大きい。カミラもショックを受けていたが流石大人のお姉さんは冷静だった。フェレも谷間に挟まり神妙な様子。
話し合いの結果、リラの財産は半分が復旧に、半分はオーガ族やセピア国のために使うということになった。金に無頓着なリラの貯蓄は実は凄まじい。
そして思い出の品を残し、焼却する運びだ。これは紅蓮の女勇者パーティの解散式でもある。
ミルカ「さあカミラ。炎魔法で景気よくやっちゃって!」
リラの遺品が詰まったボックスを指差すミルカ。カミラが掌に魔力を漲らせる。
ギュゴゴゴ
ルノ「リラァ〜…」
カミラ「ちなみに、私は冒険者続けるけどあなた達はどうするの?」
ミルカ「私も続けるわよ。ただ道場も出来るからそっちの活動もしていくわ!あと…ちょっと試したいこともあるのよね」
ルノ「私は…引退してクリスさんのエステを手伝えたらなって思います。みんなと以外でパーティなんて考えられないし」
ポジョ「ルルルァ!ルア!」
カミラ「翻訳魔法。おいどんもリラ以外をパートナーとは認めねえ。ま、おめーら位なら運んでやっても良いが。野生に帰らせて貰うぜ。ですって」
ミルカ「一人称エグ」
一瞬の静寂が訪れる。カミラもミルカもパーティに未練がある。しかしリラのいない紅蓮の女勇者パーティは紅蓮の女勇者パーティではない。
ルノ「………………楽しかったですねえ」
ミルカ「なー」
カミラ「…本当にね」
ボシュッ!と音を立て中級炎魔法がボックスに直撃。火柱がリラの遺品を天へと昇らせた。
524Res/528.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20