548: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/05/07(木) 00:38:35.22 ID:+v5Wea+b0
エメラ「ウルシさん、あれがジャポ国ですか」
ウルシ「ええ。とうとう帰ってこられやした。2年近くかかっちまった」
ウルシが用意した風属性魔石を利用した小さい和船に揺られ5日目、エメラと共にウルシは故国へ戻ってきた。涙腺が緩む。
ウルシ「こんなみっともねえ姿になっちまって、アイとラブ、それに猫兵衛、猿太、ワン三郎、狸の助…あっしのこと分からねえだろうな」
エメラ(しかし不思議です、ジャポ国の海域に入ったら波の形まで変わるんですから、噂には聞いていましたがこれが和柄というものですか)
ざばーーん
☆☆
数日前、魔王城で偶然出会った2人。エメラは人間達の生き残りを探しに、ウルシは奴隷ショップが復活していないかの警邏中だった。
エメラ『おや、ウルシさん、精が出ますね』
ウルシ『こいつはどうもエメラさん』
エメラ『ウルシさんは故国に戻らないのですか?』
ウルシ『こんな妖怪の姿になっちまって、殿様にも侍衆にも会わせる顔がないもので』
エメラ『偏見はあるかもしれません、しかし、愛するものには会えないことの方が苦痛なはずです』
ウルシの脳裏に浮かぶのは身寄りのない自分の家族といえる動物、魔物達。
ウルシ『…そうですね』
エメラ『神の名の元に会うべきです。ジャポ国は島国、密入国でも良いではないですか。私もお供しますよ』
ウルシ『いえ、それは。エメラさんの国も被害がやべえと聞きますぜ』
エメラ『気にせず。迷える者に手をさしのべるのも勇者。例えそれが勇者相手でも。(我が君よ見ていますか。私こそ誉められるに値する存在!)』
☆☆
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