637: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/05/19(火) 00:30:09.84 ID:New34B+u0
ズズズと不気味な音をたて、黒い影に包まれたベルゼブブが人間の形態に戻る。リンの隣に着地し、彼女は大袈裟に跪いた。
リン「我らが王のお力しかと拝見いたしました」
ベルゼブブ「いや。余自身更に自らを追い詰めなくては栄光は掴めぬ、敵は甘くはない」
バチッ バチチチ
リオン「おお。見よ、我らが主様のお力を。次元が歪むほどのエネルギー」
ルシファー「次元を歪ませることはもはや私には不可能。激しい波動のうねり…ぬ、濡れる…♡」
ベルゼブブが放った一撃の影響で空間が歪んでいる。七つの大罪の悪魔にだけ可能な芸当に部下達は沸いていた。
バチ バチチチ
ベルゼブブ「…パラレルワールドの扉を開いてしまったか。いくつもの偶然が重ならなければ起こり得ない筈だが」
ベルゼブブが次元の歪みを見つめる。歪みだけではなく、一瞬ながらゲートを開いてしまっていることに眉をひそめた。そしてそのゲートから何者かが落下するのを見た。
バチチチ
「うおおおおっ…〜〜〜!!?」
それは大柄な短髪の男。身に纏う雰囲気は強者のそれだった。ベルゼブブの近くに着地!
「ぐううっ!はあ…はあ…はあ………な、なんだ?アンドラスの雷は…転移魔法なのか…ゴホ」
リン「何者です。不運な次元漂流者なのは間違いなさそうですが」
主を守るためリンが前に出る。見るからに満身創痍だが、油断はならない。
ルシファー「アンドラスと今…」
エリカ「おいおいおいおいおい。リン、よく見なさいそいつ!見覚えがあるわよ」
その人間の男に見覚えがあるのは人間領地で長めの活動経験があるエリカ。そしてリンもすぐに気が付いた。
リン「こいつは…TS前の勇者レン」
641Res/646.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20